Audi SQ5で山々や高原を走りめぐる。
食と体験で成熟した大人を満たす上質なドライブ

AREA 1
長野県佐久エリア
Restaurant さんざ

秘かに“佐久のチベット”と呼ばれている、人里離れた春日温泉まで向かう山道の途中。蓼科山を背に「Restaurantさんざ」はぽつんと建っています。Audiを降りて周囲を見渡せば、そこは山々の緑に清流、段々に連なる田畑が目に染み入る桃源郷。
こんな気持ちいい環境にレストランを開いたのは、上原卓也さんと奈津子さん夫妻。ともに欧州で11年間修行をし、帰国後、縁あって軽井沢を経て佐久市へ。自分たちの思い描いた“お客様と家族づきあいできるようなレストラン”を求めて探したのがこの場所でした。1300坪の敷地内に庭を造り、野菜を育て、卵を産んでくれる鶏を放し飼いしながら、昼夜それぞれ1日1組だけの客をもてなしてくれます。朗らかな笑顔を絶やさない奈津子さんによるもてなしは親しみと上質感に溢れ、誰もが癒されること間違いありません。

供されるのは、本場仕込みのフランス料理。近隣のスペシャリストが栽培した野菜をはじめ、山間部ならではの川魚やジビエを駆使してこの土地を表現した料理は、驚きと発見に満ちています。ある日の前菜は、朝採れのアスパラガスをボイル、ソテー、フリットと3種の調理法で。川の幸を盛り合わせたひと皿には、鯉のアーモンド焼きやイワナとセリのピカタが並び、クレソンのソースで清流を思わせる味わいに。
クラシックな中にも遊び心が垣間見え、メイン料理の前には、すし屋にも憧れた卓也さんが地元産の五郎兵衛米で握る野菜ずしが登場します。ときにはアカシアの花や山ぶどうの葉の新芽がすし飯を彩り、じつに見目麗しく。その味はフワンボワーズビネガーが隠し味となり、可憐で華やかなおいしさです。

フランスの名店でパティシエシェフとして活躍していた奈津子さんのデザートもまた、繊細で美味。庭で摘み立てのハーブティを飲みながらテラス席で楽しむこともでき、この上ない解放感を味わえます。景色もご馳走。昼なら遠くに浅間山が望め、夜ならば真っ暗闇に浮かぶ満点の星空を仰げるというから贅沢極まりない。ここで堪能できるのは、細胞のすみずみまで潤うような美味と時間と心尽くしのホスピタリティ。また帰ってきたくなる、忘れがたい一軒となるでしょう。

寄り道スポット
JAXA 臼田宇宙空間観測所

ゆるやかな勾配の林道がつづく蓼科スカイラインを走り抜けると、突如現れる「JAXA 臼田宇宙空間観測所」。現在も実際に宇宙と交信をつづけるバラボラアンテナは、口径64mと日本最大級に及びます。アンテナの足元にAudi SQ5を停めれば、その大きさが十分に感じられる迫力のある写真を撮影できます。

AREA 2
群馬県館林エリア
天ぷら車

都心から北上してAudiでおよそ2時間。目指した店は、意表をつかれる場所に建っていました。目の前に青々とした田んぼが広がる一軒家、という一風変わったロケーション。控えめな看板といい、まさに隠れ家的な天ぷら専門店です。
店主は、銀座の老舗「天一」で修行後、日本料理店で和食全般の技をも習得した車崎智也さん。自身の店を開くために選んだのが、生まれ育った群馬県館林の実家跡地でした。天ぷらといえば東京が随一。その専門店を地方でやるリスクはありましたが、地元で勝負をしようと覚悟を決めての出店だったといいます。
“足元まで寛いで食事を楽しんでほしい”との想いから、靴を脱ぐ玄関が設けられていますが、車で長旅をした身には嬉しい限り。店内へ歩みを進めれば、外の田園風景から一転。白木のカウンターがすっと伸びる洗練された空間で、料理への期待が高まります。

日本料理の技を持ち併せた車崎さんだからこそのコース内容は、天ぷらの合間にお造りや蒸し物が差し込まれるのが特徴。ある日のコースは、冬瓜とじゅんさいの小鉢からスタート。天ぷらは、活けの車海老を皮切りに、ハモやキス、アスパラガスやトウモロコシなど、季節の素材が揚げられます。

天ぷらは衣が要。車崎さんは衣づくりに余念がありません。粘りが出ないよう、マイナス60℃の冷凍庫で寝かせた小麦粉を用い、全神経を集中して空気を含ませるよう衣を仕立てます。そこへ天種をくぐらせ、太白胡麻油で揚げた天ぷらは軽やかにして風雅。衣を感じるか否かの薄衣で、海老ならそのしっとりした身の、ハモならそのふっくらした柔らかさをダイレクトに感じられる仕上がりに。締めくくりの小天丼あるいは天茶まで、最後まで食べ飽きません。
週に一度は東京の豊洲市場まで通い、毎夜、銅鍋を一点の曇りもなく磨き上げ、精進の心を忘れぬ車崎さんの天ぷらは一食の価値あり。おいしい天ぷらを食べたい。そう思い立ったら館林へ、Audiを走らせ行ってみませんか。

寄り道スポット
ココ・ファーム・ワイナリー

1950年代に、こころみ学園の中学生によって葡萄畑が開墾されたところから始まった「ココ・ファーム・ワイナリー」。現在は化学肥料や除草剤を使わず、さらに野生酵母を用いた自然な発酵のみでワインをつくっています。葡萄畑やワイナリーを見学し、ご帰宅後のお楽しみにお土産を買ってみるのはいかがでしょうか。

AREA 3
栃木県黒磯エリア
Pizzeria Pico

那須塩原市の東側に位置する黒磯エリアは、石造りのレトロな建物や素敵なカフェが点在。車窓に流れる街並みを眺めているだけでも気分が高揚します。この街までAudiを走らせたなら、ぜひ立ち寄りたいのが「Pizzeria Pico」。隣接するベーカリー「カネルブレッド」の姉妹店として、2022年夏にオープンしました。
店を手がけたオーナーの岡崎哲也さんはこの地に根をおろして10年余り。それ以前は店をやるなら海の街でと思い描いていましたが、旅で訪れた黒磯の自然や空気感に惹かれ、導かれるようにこの街へ引っ越してきたとか。
ベーカリーに引き続き、すでに街の顔となったピッツェリアは、レトロな街並みに似合うグレーの壁が印象的。扉をあければ、高い天井から柔らかな日差しが入る開放的な空間。店内奥に鎮座する石窯で、腕利きの職人が次々とピッツァを焼き上げる活気に満ち満ちています。

ここで味わえるのは、栃木県産を含む国産の小麦粉をブレンドして作る、パン屋のノウハウを生かしたピコならではのピッツァ。粉の馥郁たる香りが広がる生地はもっちりとして、なんともいえない喉越しのよさが特徴です。生地に散りばめられる具も地場産の新鮮な野菜やハーブで、たとえばディルとアスパラガスという爽やかな組み合わせで舌を喜ばせてくれます。
また、定番のマルゲリータにも欠かせないモッツァレラは、酪農が盛んな那須塩原産の牛乳を原料に自家製造を'23年夏頃から開始予定。岡崎さんの“ピッツァを介して多くの人にテロワールを感じてもらいたい”という願いが一層込められ、唯一無二の味を生み出します。
彩り豊かなサラダの盛り合わせに、ズッキーニとミントの手打ちタリアテッレ。やはり地場産物が活躍する前菜やパスタ料理もアラカルトで存分に楽しめる一軒。那須塩原の豊かな滋味を味わえるピコへ、何度でもAudiで訪れたくなることでしょう。

寄り道スポット
那須高原

スポーティネスな走りを発揮するAudi SQ5でドライブするのにぴったりなのが「那須高原」。信号が少なく、真っ直ぐな道が多いなどの走りやすさはもちろん、車窓からの景色に変化があり、フラワーパークや那須どうぶつ王国などの立ち寄りスポットがあります。天気が良ければ、富士山や関東平野が臨めるので、まさにドライブにはうってつけです。

Audi SQ5で、清々しい風を感じる爽快なドライブを。

今回めぐったドライブスポットには、蓼科スカイラインや那須高原など、走りごたえのある道が多くあります。走り出すたびにスポーツドライビングに駆り立てるAudi SQ5は、最高出力260kW（354PS）のパワーを誇る3.0ℓ V6 TFSIエンジンが搭載されており、パワフルな走りが魅力。それでいて、4WDシステムquattroと、素早く効率性やレスポンスに優れたトランスミッションにより、ワインディングロードや急こう配な坂のある道中でも、快適にお過ごしいただけます。次の週末に家族や友人と、Audi SQ5に乗ってご紹介したスポットへお出かけしませんか。