2023年11月掲載

My Style with Audi
Audi RS e-tron GT | 音楽家 鈴木優人

指揮者、チェンバリスト、ピアニスト、作曲家、プロデューサーとマルチに活躍する音楽家の鈴木優人さん。
バッハ・コレギウム・ジャパン(BCJ)を始め公演に多数出演するほか、
歌舞伎やダンス、舞踏など異なるジャンルとのコラボレーションや音楽祭のプロデュース、舞台演出なども手掛けています。
音楽を通して多彩に活躍する鈴木さんから見た、Audi RS e-tron GTの魅力について語っていただきました。

PROFILE

鈴木 優人 Masato Suzuki

東京藝術大学卒業及び同大学院修了。オランダ・ハーグ王立音楽院修了。第71回芸術選奨文部科学大臣新人賞、第18回齋藤秀雄メモリアル基金賞、第18回ホテルオークラ音楽賞、第29回渡邉曉雄音楽基金音楽賞受賞。バッハ・コレギウム・ジャパン(BCJ)首席指揮者、読売日本交響楽団指揮者/クリエイティヴ・パートナー、アンサンブル・ジェネシス音楽監督。23年4月より関西フィルハーモニー管弦楽団首席客演指揮者に就任。NHK-FM「古楽の楽しみ」にレギュラー出演。録音はBCJとのJ. S. バッハのチェンバロ協奏曲集(BIS)、タメスティとのデュオ(Harmonia Mundi)など多数。調布国際音楽祭エグゼクティブ・プロデューサー。九州大学客員教授。

相手がいるからこそ、弾む。
音楽は、言葉を超えるコミュニケーションではないでしょうか。

撮影協力 | ホテルグランバッハ東京銀座

鈴木 : 音楽は、人と人をつなぐものと考えています。どれだけお金があっても、一人だけで聴くコンサートはつまらないと思います。いろんな人と聴くから感想も持ち合える。いろんな人と共有しあえるのが音楽のベーシックな機能だと考えます。そこが、音楽をやっていてすごく楽しいと感じることですね。特に指揮者活動をする場合、オーケストラという100人規模の集団をどういう風に1つの曲に集中させるか、演奏者はもちろん、聴衆のみなさんと呼吸があったときはいい曲を弾いているのを肌で感じられて、楽しいですね。

鈴木 : よく「無人島に行くなら何の曲や楽譜を持っていきたいか」という音楽家あるあるの質問がありますが、持っていてもしょうがないなと僕は思います。なぜなら、聴かせる相手がいないからです。相手がいて、コミュニケーションとしての音楽があると思います。言語だと、英語や日本語など言語の種別もありますし、ひとつの単語をとっても人によって違った解釈をされてしまうかもしれない。言葉は気をつければ気をつけるほど、しゃべりにくくなるところがありますよね。音楽はどんな想いを込めて音を出しても、それだけでは誰も傷つけない。聴く側もいろんな想いで解釈する。そういうコミュニケーションツールとして、音楽が共感できているなと感じたときはやりがいを感じます。

(c)読売日本交響楽団

強い個性と細部まで行き届いたこだわりから、
美しいハーモニーが生まれる。

鈴木 : 演奏は、最後の最後まで気が抜けないですね。最後まで演奏したら音楽は完成ですが、ハーモニーの変化や楽器の組み合わせなど、曲の途中にも小さな達成感があります。そういった一瞬一瞬の達成感が積み重なって喜びを感じます。むしろ、それがなくてはやっていられないくらいに思いますよ。そういったやりきった演奏の最後に、お客さんからの拍手が鳴りやまなくて呼び返してくれたときは何とも言えない達成感に満たされます。

鈴木 : 13年程前から、Audiに乗っています。Audiはドイツ語の『聴く』を意味する『ホルヒェン』から由来しているところから、音楽家として欲しいなと思っていました。ロゴの丸が4つあるところも僕らのテーマ作曲家であるBACH(バッハ)の4文字と合っていてシンパシーを感じますね。
Audi RS e-tron GTを見て、まず感じたのがスタイリッシュで威圧感がない、シュッとしたかっこよさですね。視覚からも速さが伝わってきました。ライン一つひとつとっても切れ目がなく、美しいですね。特にリヤのランプのラインが途切れないように見えてかっこいいです。フロントグリルの吸気口がないのも衝撃でした。エレクトリックになったことで、シンプルさとエッジの利いたかっこよさが一つになっていて、これまで抱いていた電気自動車の概念を壊してくれそうで楽しみです。

ハイクオリティな空間だからこそ、
感覚が研ぎ澄まされていく。

鈴木 : 車内に乗り込んで、最初に目に入ったのが、ガラスのルーフです。室内に抜け感があって広さを感じてとても気持ちよかったです。シートも運転席は包まれる心地で、助手席もドライブを楽しめるつくりでよかったです。普段Audi A4に乗っていますが、似たところはあるけれど、よりスポーティさを感じました。
車内の静かさには、驚きました。特にブレーキを掛ける寸前の静粛性は衝撃ですね。ガソリンエンジンだと、ギアの回転数が大きくなると音が大きくなりますが、Audi RS e-tron GTはすごく静かでストレスがないです。パワーユニットがモーターで静粛だと、タイヤの音などロードノイズが聴こえるのかなと思っていましたが、そんなことないですね。これなら、運転しながら音楽も会話も存分に楽しめると思いますよ。

鈴木 : Audiのオーディオは、クルマも包まれるような感覚になりますね。教会にあるパイプオルガンを弾くことを想像してほしいですが、あれは教会自体が箱となってパイプオルガンの音を響かせる楽器のような役割があります。そういった雰囲気がAudi車にはありますね。高音から低音、イコライザー、細かいところまで調整できるのは楽しいですね。通常、CDは元々の音源よりも広がった音になってしまいますが、Audiのオーディオはそのままでもキレイに聴こえますね。CDをつくるスタジオプロデューサーが聴いた音に近いものを出せているではないかと思います。

加速もハンドリングもシームレスで、
まさに自由自在なドライビング。

鈴木 : ドライビングしての感想は、ギアがないようなスムーズさと、アクセルを踏んだ後の加速感がなにより新鮮でした。スーッと走って理想的なギアチェンジをしているようで、すごく気持ちがよかったです。ブレーキ性能も利きが良いので、速すぎて怖いっていうことはなかったです。むしろコントロールがしやすいくらい。ハンドリングも、思ったように俊敏に動いてくれました。
演奏前後の移動では、考え事や気持ちが高ぶった状態で運転することがあるので、安全性のあるクルマがいいなと思っています。またバックをする際などAudi RS e-tron GTは、3Dでクルマの状態を客観的に観られるので運転しやすく便利ですし、現代のテクノロジーを感じました。RSはレーシングっぽい印象でしたが、安全性により気遣いを感じられて、走る愉しさを心から感じられるクルマですね。

これからの未来を想い行動する。
そこに愉しさも必要ではないかと思う。

鈴木 : サステナブルな考えは、これからの未来に欠かせないと思います。生まれ故郷のオランダに行くと、日本と意識の度合いが全然違うなと思います。東日本大震災のあと、日本で電気を節約しようという動きがあったと思いますが、オランダやドイツだとそれがデフォルト。太陽があるのに、電気をつけていること自体が無駄という発想が強い国ですね。オーケストラのツアーでも、今時、大勢でツアーする必要性があるのか、移動について問いかけられますね。去年、オーケストラのツアーで50人の奏者で、50人乗りのバスを2台借りたんですよ。1人2席にすることで自分の席で楽器を持てるから。そしたらドライバーの方が、なぜ50人しか乗らないのに2台も借りるんだと議論になりました。CO2の排出量も積み重ねなので、当たり前と思わず、その時々に最良な方法を考えることが大切だとヨーロッパへ行くと思います。

鈴木 : Audi RS e-tron GTで、山ドライブをしてみたいですね。坂道でギアを下げて回転数を上げるいそがしさがなく、必要なエネルギーでAudi RS e-tron GTが最適に走ってくれるので、純粋にドライブを楽しめると思います。それに、自然あふれる場所を、環境にやさしいクルマで走れるのも気持ちが良さそうですよね。
時々コンサートで東京から名古屋などへクルマで移動することもあるんですが、そういう時もAudi RS e-tron GTを運転したら楽しそうですね。長距離で乗っても、車高を下げたモードにすれば地面に吸い付いた感じになって疲れにくくなりますし、クルマからノイズもないので、ストレスなく走り抜けそうです。これまで環境にやさしいクルマは、走りやかっこよさに妥協しなくてはならないと考えてしまいましたが、Audi RS e-tron GTでその考えは覆りました。

©Marco Borggreve

鈴木 優人 with Audi RS e-tron GT

鈴木 優人さんにとってAudi RS e-tron GTの魅力とは

鈴木 : Audi RS e-tron GTは、現代を象徴する一台だと思います。これから自動運転などの未来はありますが、今の運転技術やモビリティへの欲求のバランスを突き詰めたモデルなのではないでしょうか。今回、初めてAudi RS e-tron GTを運転しましたが、良い緊張感がずっとありました。それは、初めて乗ったからではなく、運転性能の良さから、どう運転するのかクルマに問われているような気がしたからです。
また インテリアも快適で、普通だったら後部座席の声が聴こえなかったりしますがそんな事は全くなかったですし、車内での話しやすさには驚かされました。運転することと移動することのつながりを、アーティスティックに設計されているクルマで、今日は本当にインスピレーションをたくさんもらいましたね。ぜひ、今度はロングドライブをしてみたいです。

撮影場所 | ホテルグランバッハ東京銀座

ホテルグランバッハ東京銀座は、銀座の喧噪にありながら、木挽町狩野派ゆかりの静謐な環境でお客様をお迎えします。J.S. バッハの音楽とホテルが誇るウェルネスキュイジーヌとともに、癒しのひとときをお過ごしください。

所在地 : 東京都中央区銀座5丁目13番12号
電話 : 03-5550-2222

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