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My Style with Audi
Audi Q4 e-tron |
甲冑工匠 加藤美次・加藤拓実
「江戸甲冑」は、実物の古甲冑を参考に、本物の鎧兜と寸分違わぬ昔ながらの製作技法で作る日本の伝統工芸。
天然素材を使用した江戸甲冑は、実用性を重視した力強さと凛とした機能美を特徴とする。
【日本伝統工芸甲冑士一号】である加藤鞆美から伝統と文化を昭和、平成、そして令和へとつなげていく加藤親子の目に、
まさに次世代を切り拓かんとするAudi Q4 Sportback e-tronの姿はどう映るのか。

加藤美次【二代目加藤鞆美・加藤義駿】
Yoshitsugu Kato
経済産業大臣指定伝統工芸士ほか受賞歴多数。都立工芸高校の金属科を卒業後、18歳で甲冑士の世界へ。父・鞆美の下で修行するかたわら、彫金を学ぶなどして技術を身につける。江戸甲冑の美しさを広めるため、新商品開発などに力を入れる。個人名義の【義駿(よしとし)】としても作品を出している。
加藤拓実 【三代目加藤鞆美・加藤秋実】
Takumi Kato
中学生のころから甲冑士を志す。父と同じ都立工芸高校を卒業後、祖父と父の下で本格的に甲冑士の修行をはじめる。三代目として加藤鞆美の名を継ぎ活躍中。2024年、個人名義【秋実(あきさね)】の名でも甲冑制作を開始。新たな風を吹き込もうとオンラインショップ、ホームページ開設、Instagramアカウント立ち上げに尽力。

使用モデル
Audi Q4 Sportback e-tron
ひと目でAudiの電気自動車とわかるデザインとSUVの力強さや機能性を独自的に融合し、コンパクトSUVでありながら圧倒的な存在感を放つAudi Q4 Sportback e-tron。コンパクトなボディサイズながら、室内空間、荷室は上位モデルに相当するスペースを実現。また2024年に最高出力210kW、最大トルク545Nmへとパワーアップしたとともに、一充電走行距離は613kmへとアップデートされました。
派手さはない。見えない部分までこだわり、いのちを守る“究極の機能美”

美次さん:
平安時代から、武将たちが戦で自らの命を守るために着用していた防具が甲冑です。甲冑には大きく分けて「江戸甲冑」「京甲冑」の2種類があり、絢爛豪華な京甲冑に対し、実用性が重視された甲冑をより忠実に再現したものが江戸甲冑。
生まれた子が丈夫に逞しく成長するようにと願いを込めて、3分の1や4分の1サイズの甲冑を5月5日の子供の日に飾る端午の節句という風習があります。
拓実さん:
職人たちの技を注ぎ込んで実用性を突き詰めた“究極の機能美”が、江戸甲冑の美しさだと思っています。
かつて武将を守り、ときに力を誇示して相手を威嚇した甲冑の力強さや美しさ、そして「守る」という想いを表現したいと心しています。縮尺しても作り方は省略せず、飾った際に見えなくなる裏側の細部まで手を抜かずに作ることにこだわっています。

©明日への扉 by アットホーム
無数のパーツを、歪みのない美しさへ昇華するために大切なこと

拓実さん:
江戸甲冑において、鎧や兜の印象的で目を惹く部分を支える“要”となるのは、組紐や革紐を用いてパーツ同士を繋ぎ合わせる威し(おどし)という工程です。
ただ手元の細かい作業に集中しすぎると、全体を見た時に歪みが生じてしまう。それが、パッと見て感じる「違和感」に繋がります。だから、目だけに頼らず、紐を引く強さなどを手の感覚で調整し、少し進めたら離して見て確認する。点で見ることと全体で見ること、どっちも大切ですね。
美次さん:
甲冑づくりには5000以上のパーツを使うのですが、近距離で見た時の美しさだけでなく、離れて見た時の全体のバランスも美しく見えるように意識して仕上げます。
Audi Q4 Sportback e-tronを初めて見た時の印象は、タイヤが大きい!けれど、流線型のボディとのバランスが絶妙ですよね。光が当たる角度によって変わる反射の美しさも、全体の雰囲気を重たくしない秘密なのかなと思います。
「使い捨て」にしない。手作業が伝える “魂”と“あたたかみ”

美次さん:
手作業でつくるので、道具も大事です。ただ、道具もどんどん使い捨ての時代になってきちゃった。僕はこの仕事を始めた18歳から40年くらい使い続けている鋏があって、先端が折れたらグラインダーで研いで、また使う。手に馴染んでいるから、他の鋏だと感覚が変わるんですよね。
拓実さん:
兜の特徴的な部分である鍬形(くわがた)の切り出し工程では、目で見ても分からない側面の微妙な凹凸や歪みを、指先で何度もなぞって確認し、微調整をします。そうすることでどの角度、距離から見ても美しく見えるようになる。そういう細かい部分の積み重ねで、全体の美しさが変わってくるんだと思います。
また、繊細な手加減で丁寧につくるからこそ、手作りのものには真心というか、あたたかみが宿るんじゃないかなと思います。
美次さん:
とはいっても、“感覚”なので、失敗しないと気づかないことがたくさんある。車作りもそうだと思うんですけど、失敗した時にリカバリの効くものと効かないものがあって、リカバリの効かない場合は大変(笑)。でも体で覚えていくしかない。
拓実さん:
甲冑作りには史実など、覚えることがいっぱいです。でも、その時代の甲冑が何故そういう形になったのかを知ると、いろんなものの見方が変わってきます。
たとえば中に鉄板が入っていて、心臓を守る。弓を引いた時や馬に乗る時に邪魔にならないようにする工夫が随所に凝らされている。軽量化も大事なテーマだったようです。一つひとつに全部意味があるんですよね。
美次さん:
実用性を重視する一方で、江戸甲冑は武士たちの自己表現のひとつでもありました。たとえばこの兜は、ボタンの花をモチーフにしています。験を担ぐ意味合いで、 “勝利を呼び込む虫”として、前にしか進まないトンボをつけた兜なんていうのも人気だったんですよ。

次の世代へバトンをつなぎ、新しい価値を生み出すことで守れるもの

美次さん:
実は甲冑師って、“代々継ぐ”職業ではないんです。昔は将軍それぞれにお抱えの甲冑師がいて、技術が外に出なかったんですね。だから今いる甲冑師も、作り方は人それぞれ。
僕は父が苦心して調べ、磨き上げた技術を絶やしちゃいけないという思いで、「今できることをとにかくやっていく」ことを信念にしてきました。僕の代で終わっても仕方ないと思っていましたが、いざ息子が継いでくれるという一言を聞くと、背中に大きな荷物――バトンを渡すための役割がどんと乗った。でも、嬉しい重さですね。
拓実さん:
小学生の頃から、なんとなく継ぐのかなとは思っていて…中学2年生でこの仕事に就こうと決めました。ただ今の時代、少子化、さらには住居の縮小が進むなかで、甲冑を飾る文化が失われていっているのが現状です。そうしたなかで、受け継いだものをそのままなぞるだけではのまれていくだけ。
江戸甲冑は世界に誇れる日本の伝統技術であり、宝です。個人名義の「加藤秋実」では、受け継いだ技術を活かしつつ新しいアプローチにも挑戦しています。固定イメージからの脱却は大変ですが、お節句飾りとしてだけではなく、新しい価値を生み出すことで、江戸甲冑に触れる機会や知ってもらう窓口を積極的に広げ、江戸甲冑を守っていけたらと思います。

ゆったりとした室内で、静寂が心地良い。ドライバーを“わかってる”人間工学設計

拓実さん:
Audi Q4 Sportback e-tronに乗り込んだ時の、最初の印象は「ワクワク」! 座席はコックピットのようでホールド感が気持ちいいし、ハンドルもしっくり手に馴染む。初めて乗るのに、包まれるような居心地の良さというのは面白いです。人間工学に基づいた設計のなせる技で、ストレスフリーな空間へのこだわりをあちこちに感じます。
いざ運転してみると、アクセルを踏んだ時の滑らかさがすごい。踏んだ瞬間から100%のパワーが出るのは電気自動車であるAudi Q4 Sportback e-tronならではですね。モニターも大きく、視線を下げなくていい設計になっていて、ドライバーのことを“わかってるな”という感じです。
車というと無機質なモノに思えるけど、Audi Q4 Sportback e-tronはスイッチの感覚やボタンの音など、触覚、聴覚的な部分からどこかあたたかみを感じさせてくれるなと思います。
美次さん:
助手席に乗ると、室内が広くゆったりしていることに驚かされます。あとは、とにかく“静寂さ”。運転席・助手席の間はもとより、後部座席に乗っている人との会話もスムーズなのはいいですよね。
インテリアデザインはカクカクしていながら流線感があって、こだわりを感じます。体に触れる革の質感もよく、乗り心地の良さを上げてくれますね。
加藤さん親子にとって、Audi Q4 e-tronの魅力とは

美次さん:
ちょうどスーパーカーが流行った時期、Audiが初めてラリーに4WDを取り入れた衝撃を覚えています。それまで重たい4WD ではラリーなんて絶対勝てないって言われていたのを、レースで勝てるような技術にまで昇華させたんですよね。
その“常識を覆す”に足る技術と道を切り拓く精神は、まさに次世代カーであるAudi Q4 e-tronが継いでいるもの。職人としては、内装の手触りやこれまでにない外観のデザインへのこだわりも大きな魅力ですね。
拓実さん:
甲冑師としてはまだまだスタートに立ったばかりですが、ゴールはありません。ただ江戸甲冑でもAudiでも、“手を抜かずに作るからこそ魂が宿る”というものづくりのマインドは同じなのかなと思います。
技術を常に進化させながら乗る人の快適さに寄り添うAudi Q4 Sportback e-tronに惹かれるのは、デザイン性はもちろん、やはり安定感のある運転のなめらかさと室内空間の居心地のよさ。まるでリビングルームのように会話も弾む、“第二の居場所”となるモデルだと思います。


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