2023年4月掲載

My Style with Audi
Audi A3 Sportback | 盆栽 清香園五代目 山田 香織

清香園四代目園主、山田登美男さんの一人娘で、大学卒業後に女性数%の男性社会である盆栽の世界に入り、
「盆栽 清香園」五代目の道を選んだ山田香織さん。
江戸時代から続く伝統を受け継ぎながらも、今の時代にあった新しい盆栽の在り方を世の中に示している彼女から見た、Audi A3 Sportback の魅力について語っていただきました。

PROFILE

山田 香織 Kaori Yamada

幼い頃より、跡取りとして盆栽の指導を受ける。父・山田登美男が創始した彩花流盆栽の第一後継者として、1999年に「彩花盆栽教室」を設立・主宰。埼玉・盆栽町・大宮、東京・表参道・日本橋・新宿・池袋、神奈川・横浜など7カ所にて指導をしている。NHK「趣味の園芸」元キャスター。海外ブランドとコラボ作品を作るなど、積極的に盆栽の美しさ、価値を国内外へ発信している。二児の母でもある。著書に『山田香織のはじめての盆栽樹形』『小さな盆栽の作り方・育て方』『山田香織の盆栽づくり とっておきの“いろは”』など多数。

時代に合わせた楽しみ方で。盆栽の魅力をもっと身近に。

鉢のなかという限られた世界で、大自然を表現する盆栽。その美しい伝統技術をひと目見るために、世界中からファンが訪れる場所がさいたま市北区盆栽町にある。盆栽町には日本が誇る盆栽園がいくつも存在するが、そのひとつである「盆栽 清香園(せいこうえん)」。
その五代目を務めるのが山田香織氏だ。多くの人に盆栽を楽しんでほしいと考えた彼女は、一本の木だけではなく草や花々を取り入れる華やか盆栽「彩花(さいか)盆栽」の教室を主宰している。伝統を守りながら、現代の人にも盆栽の魅力を感じてもらえるよう工夫し続ける山田氏は、その独自の視点からAudi A3 Sportbackの魅力を語ってくれた。

山田:「盆栽はお年を召した男性の趣味というイメージが強いですが、これから先の時代にも愛されるものでいるためには、いままでと同じ在り方にこだわってしまってはもったいないと思いまして。彩花盆栽は、盆栽のすそ野を広げていきたいという、私個人の想いがあって大学4年生の秋に教室を始めました。一本の木だけではなく、華やかな彩りの草花を添えて、より写実的にわかりやすく、鉢のなかで風景・お庭のようなものを作っていく。持ち運びができる小さな世界で、具体化していくのが彩花盆栽の面白いところだと思います。ただ、その形をよくしていくには、盆栽の基本がないとできません。盆栽の技術も学ぶことにはなりますが、つくったその日から楽しめるのは、5年10年かけて仕上げる通常の盆栽とは違うところですね。生徒さんは作品をインスタで撮ったり、お家に飾るときに周りの小物にこだわったりと、それぞれ自分の生活に盆栽を落とし込まれて楽しんでいるので、時代に合った盆栽文化になっているかなと思っております。」

受け継いでいる美しさと、今もなお進化する魅力の調和。

山田:「Audi A3 Sportbackを見てまず目に入ったのが、キャラクターラインです。パーツとパーツつなげているのに、ひとつの美しいラインに見せるのは、並ならぬ技術力があってこそだと思います。私も父の盆栽の作業を見て、抑揚やバランスの絶妙さに、いつ見ても感心してしまいます。そういった父だけが持つ数値化できない美的技術が盆栽の姿に表れるんですよね。クルマづくりにおいても、近しいところがあるように感じます。研究に研究を重ねて進化されて生まれたキャラクターラインだからこそ、強さとやわらかさが共存して表現され、それがAudiらしさになって。しかも、見た目だけでなく、風の流し方なども緻密に計算されてつくられているのだから、ただならぬこだわりを感じました。」

山田:「キャラクターラインだけでなく、ホイールやライトからも気品のあるスポーティな印象を受けました。モノによって光のあたり方や見る場所で、合う合わないが出てくるかと思うのですが、Audi A3 Sportbackは仕事へ向かうときに使うのもいいし、ショッピングをするのに街の中で走っても存在感がありそうで、シーンを選ばないちょうどよいカッコよさを持っていると思います。そういったデザイン性だけでなく、実用性も叶えているのは素敵ですね。コンパクトカーであるのに、たくさん荷物が乗るユーティリティスペースがあることには驚きました。使い勝手がよくて、デザインも美しいとなるとお出かけするのにも、気分が上がって楽しめると思いますよ。」

大切に育てるからこそ道具にこだわり、豊かな時を過ごす。

山田:「盆栽を始めるにあたって、道具にはこだわった方がいいです。もちろん盆栽にも、専門の道具はあります。なるべく植物を傷めないように、枝や葉を切ったり、曲げたりする作業をいかに短時間でおさめるのか。植物をいじらせていただく身として、道具にこだわることは植物への愛情表現だと思っています。ハサミひとつとっても、刃先が丸いものや、柄が長いものがありますが、そのすべてにはなぜその形になったのか理由があるんです。細部にこだわるからこそ、道具にも意味合いがある。私は道具を見ると、この形に至るまでのストーリーと機能美を感じます。」

山田:「Audi A3 Sportbackのインテリアも、一つひとつのパーツが意味をもっていると感じます。例えば、運転する人の身体にフィットするように包み込まれるようなシートづくりに、細やかに位置調整ができるシートやハンドルがそうですね。ドライバーや同乗者がドライブ中になるべく疲れないように計算をして設計されているんじゃないでしょうか。ほかにも、モニターがドライバーのほうに向いていたり、ナビが目の前にあったりするのも合理的ですよね。Audi A3 Sportbackでの運転ではナビを見るときに視線の移動距離が短くなって、より安全につながるように感じました。こういった細部までこだわられているからこそ、コンパクトカーなのに広く感じられるのだと思いました。」

遠くまで出かけたくなる、安定感のある気持ちの良い走り。

山田:「Audi A3 Sportbackでの運転は、短い距離でもスーッとスピードが上がっていく感じがして気持ちの良い加速感でした。なめらかな走りで、ブレーキの利きが良く反応も早いので、安心感がありました。高速走行をしたくなるのはわかりますね。驚いたのは、たくさんのセンサーが備わっていて、運転のサポートしてくれるところ。車間距離を取って、はみだしも警告してくれるのはいいですね。私はあまり運転が得意でなく、首都高を運転するのも怖いなって思う方ですが、Audi A3 Sportbackなら車間距離も取ってくれるし、はみだしも警告してくれるので、安心してドライブできる気がします。運転が苦手な人こそ、Audi A3 Sportbackのような安全性能がたくさん備わったクルマに乗ることで安心できるし、ドライブの時間が楽しくなると思いますよ。」

自分と向き合う時間をくれる。そのことで、心が穏やかに、豊かになります。

山田:「盆栽を始めると、自分と向き合う時間が増えますね。盆栽と対峙しているときは、口に出さなくてもついつい盆栽に話しかけてしまうなんて言う方も少なくないと思います。どんなことでも、相手は聞き役でいてくれる懐の深さを感じて、穏やかに自分と向き合う時間をくれると思います。
また、盆栽が趣味になって、自然と触れ合う機会が増えた人は多いんじゃないでしょうか。庭園めぐりやお花の名所など、作品のインスピレーションを得るのに、私自身も気分転換で車に乗って生活圏外に行ってきれいな景色を見に行くことが多いですね。もし、Audi A3 Sportbackで出かけるとしたら、日光や圏央道の青梅の山間に行ってみたいですね。安全性能もあって疲れにくいつくりのクルマなので、片道1時間から1時間半ほどの距離だったら、目的地をじっくり見てまわるのに注力できそうです。盆栽は繊細な作業が多いので、気分転換に出かけたいなって気持ちになることもあるので、気軽に出かけようって発想にさせてくれるクルマがあるといいなと思います。」

山田香織にとってのAudi A3 Sportbackの魅力とは

山田:「Audi A3 Sportbackは、コンパクトなのに性能のち密さが詰まっているクルマだと思います。盆栽は小さくしようとすればするほど技術が必要なんです。大きいサイズの盆栽で、普通にこなせることを小さい状態を保って、叶えるのはなかなか技術がいります。おそらく、Audiは大型車で叶えたよいところをAudi A3 Sportbackにも落とし込んでつくられたと想像しますが、そこに高い技術力が求められたのではないでしょうか。叶えたいレベルを落とさずに、デザインやインテリア、機能性をコンパクトサイズでシンプルに実現しているから驚きです。見た目がシンプルなのに機能が詰まっている。モノづくりの視点からするとあきらめずにでも利便性・機能性・美しさを追求した姿勢を感じます。ぜひ、今日私が感じたこの魅力を実際に、見て、触れて、運転して体感してほしいですね。」