2024年8月掲載

My Style with Audi
Audi Q4 e-tron |
フェイガー 石崎貴紘

サステイナブルな社会の実現をめざして。生産段階からCO2や廃棄物の排出を徹底的に低減する100%電気自動車の「Audi e-tron」をはじめとする多彩なAudi車を取り扱い、「感動のカーライフを創造し、人を笑顔で満たし続ける」という企業パーパスのもとに、Audiを通じた上質で豊かなライフスタイルを提供する日本最大のAudi正規ディーラーネットワーク「Audi Japan Sales」は、サステイナブルな活動の輪をさらに広げていくために、株式会社フェイガー(以下フェイガー) CEOの石崎貴紘さんにAudi Q4 e-tronアンバサダーとして就任いただきました。

フェイガーは、農家向け脱炭素施策の収益化と企業とのカーボンクレジットの流通サポートを行うスタートアップ企業で、フェイガーのCO2削減に向けた活動とAudi Japan Salesの理念が一致し、今回のコラボレーションへとつながりました。脱炭素だけでなく、どのようにすれば前向きにサステイナブルな活動を行われ続けられるかと日々活動されている石崎さんから見たAudi Q4 e-tronの魅力を語っていただきます。

使用モデル

Audi Q4 Sportback e-tron

ひと目でAudiの電気自動車とわかるデザインとSUVの力強さや機能性を独自的に融合し、コンパクトSUVでありながら圧倒的な存在感を放つAudi Q4 Sportback e-tron。優れた居住性とユーティリティを兼ね備え、ダイナミックで軽快なパフォーマンスを発揮。ゼロエミッションで、静粛性に優れた心地よいドライビングフィールを叶えます。

農業から脱炭素へ。その実現のカギとなるのが、カーボンクレジットです。

石崎「フェイガーは農業の脱炭素の推進をめざす、農業由来カーボンクレジットの生成・販売を手がけるカーボンクレジットデベロッパーです。農業は環境に良いイメージを多くの人に持たれていますが、例えば水稲栽培を行うと、二酸化炭素よりも温室効果が25倍高いメタンガスが排出されるなどの側面もあります。でも、メタンガスは通常の農法に少し工夫することで抑制できる場合があるんです。フェイガーは農家さんに負荷をあまりかけない方法で、温室効果ガス削減への貢献とカーボンクレジットで収益を得られることをお伝えしています。ご興味いただいた農家さんには、専門家を交えて農法のご相談やカーボンクレジットの申請サポートを私たちができる限り行います。
環境を改善するうえで大切なのは、持続的に取り組むことです。農家さんの本業はあくまで農業なので、あまり労力をかけずにできるようにすることが、取り組みを続けるうえでカギとなります。農家さんがカーボンクレジットで得られた収益は、農業の設備投資や福利厚生、後継者育成などに使われて、まわりまわって農業が持つ地域課題への解決につなげられる可能性があります。持続的に行えるからこそ、好循環な仕組みになるのではないかと考えています。
フェイガーの取り組みへ共感いただくために心がけているのは、誰にとってもフェアであることです。社名である『Faeger』は、古英語で美しさや公平・公正さを意味して、名前からもフェアな取引や意思決定を堅持することを決意しています。
フェイガーが農家さんとの取引で大事にしているフェアネスは、貢献が正当に評価されることです。通常、農家さんが環境に良い農法で生産したとき、感謝はされるかもしれませんが誰かがお金をはらってくれるとはなりません。フェイガーは、農家さんが行った脱炭素の取り組みをカーボンクレジットとして買い取り、農家さんがしっかり対価を受け取れる仕組みで、貢献がフェアに認められる世界を実現しています。」

カーボンクレジットとは

カーボンクレジットとは、企業が二酸化炭素などの温室効果ガス (GHG) の削減分の権利を、農家様などの他の事業者から購入するために使うもので、その一つが国内のJ-クレジットです。
例えば、植林によって二酸化炭素の吸収量を増やしたり、牛のゲップ由来のメタンガス排出量を減らしたことで、温室効果ガス削減に貢献した分を認証し、それをクレジットとして企業に販売することができます。
クレジットを販売した企業・団体は、その資金を用いて脱炭素の取り組みを継続/さらに拡大することができ、結果として脱炭素の取り組みを社会に広めることを目標としています。

水稲やいちご、タイ野菜などの農作物を生産だけではなく、カフェやキッチンカーなどの運営と意欲的に活動される株式会社ヤマグレインの山崎さん。フェイガーさんとの温室効果ガス削減の取り組みについてお話を伺いました。
山崎「じつは、フェイガーさんと出会う前から、カーボンクレジットに興味はあったんですが、カーボンクレジットを発行するのに必要な手続きや発行したあとに何をすべきかがわからなく、チャレンジできずにいました。そのことをJA三井リースさんにお話をしたら、フェイガーさんをご紹介いただきました。
フェイガーさんから稲作で行う中干し(出穂前に一度水田の水を抜いて乾かすことで、稲の根元からの枝分かれを抑制するための作業)を1週間ほど延ばすことで、メタン発生を3割ほど抑制できるということを伺って、これならできると思い、取り組んでみました。カーボンクレジットの発行に必要な手続きでわからないことがあったら、丁寧にわかりやすく教えていただけますし、助かっています。ほかにも、環境や農業で知らなかった情報を教えてくれるので、刺激になりますね。いまは水稲だけやらせていただいていますが、いずれは他の作物や山林などにもぜひ取り入れたいなと思うので、今後とも期待しています。」

生活するうえで、欠かせない移動。
だからこそ、楽しみながら環境に向き合うことが大切ですね。

石崎「Audiは、生産段階から二酸化炭素の排出量を低減したり、世界中のAudi工場をカーボンニュートラルにすることを目指したり、とサステイナブルな社会をリードする自動車メーカーですよね。そんなAudiの販売会社であるAudi Japan Salesさんの楽しみながらサステイナブルに取り組むというウェルビーイングな姿勢に共感しました。暮らしの中で移動することは必要不可欠。そのひとつの手段がクルマであると思っていて、それが快適で楽しいのに、環境に配慮できるっていいですよね。いま、人々の生活と環境への配慮をどのように両立していくかが人類みんなで向き合っているチャレンジですよね。Audi Japan Salesさんは移動、フェイガーは農業とそれぞれ違う分野ではありますが、目指す方向は同じなのです。だから、今回のAudi Q4 e-tronアンバサダー就任でお声がけをしてくださったのはとても嬉しかったですね。」

環境に良いだけじゃない。
乗りやすさがあるから選びたくなると思います。

石崎「Audi Q4 e-tronに長期間乗らせていただいていますが、いい意味で違和感がないなと思いました。これまでガソリン車しか乗ったことがないのですが、電気自動車での独特の操作というのがなくて乗りやすかったです。Audi Japan Salesさんから、Audiはガソリン車から電気自動車へシームレスに移行できるように設計していると聞きましたが、その通りでしたね。クルマの購入を検討される際、電気自動車はハイテクでクルマに乗り慣れた人が選ぶものって思われそうですが、むしろ電気自動車はユーザーフレンドリーに感じたので、クルマの購入を考えている方は、実際に試してみるとその違和感のない乗りやすさを体感できてよいと思います。
充電サービスについても、都内にいるとまず困ることはないですね。いまは各所に充電サービスが配置されていますので、自宅に充電設備がなくとも使えています。地方の農家さんのところへ行くときは、さすがに都内と比べたら充電サービスは充実していないですが、Audi Q4 e-tronは航続可能距離が長いこともあって、そんなにこまめに充電する必要がないので、今のところ困ったことなく、便利に使えています。」

派手なシンボルみたいなものはないけれど、濃やかな配慮がなされているのを実感します。

石崎「初めてAudi Q4 e-tronを見たときに、全体的に丸みがあってやさしい印象を持ちました。それでいて電気自動車であるという強い主張のない、奥ゆかしさのあるデザインですよね。電気自動車はエンジンを冷やす必要がないからグリル部分が閉じられていたり、リヤ部分に排気口がなかったりと、知っていればわかる電気自動車のシンボルが自然と溶け込んでいますね。強い主張をすることなく、ふとした時に環境に配慮しているクルマだと思い起こさせてくれる。そんな自然と日常に馴染んでいるところが気に入っています。」

石崎「Audi Q4 e-tronは外観から見たらそれほど大きさを感じさせないのですが、中に入ると想像していたよりも広いんですよね。時々、チームメンバーと一緒に移動することがありますが、大人4人乗っても窮屈さを感じませんでした。Audi Q4 e-tronはガソリン車と違って、バッテリーが座席の下にあるから、フロント部分を短くして車内が広くなるように設計されているみたいですね。そういった設計の積み重ねで、限られたサイズの中で使いやすさや居心地の良さを生み出しているんだと思います。私は、これまでクルマに乗ってきた方ではないですが、細部まで計算されて成果が形となったのがAudi Q4 e-tronなんだと思う瞬間はあります。先ほどの座席のこともそうですし、サイドのプレスも空力特性を考えられてつくられているようですし、知れば知るほど関心させられるクルマですね。」

乗り心地のよさと、環境への配慮を両立させて、車内にも隙がないですね。

石崎「生産段階から二酸化炭素を抑制して、走る時も排気ガスを出さない。これだけでもクルマに乗るうえで、環境に配慮されていると思いましたが、リサイクル素材を車内の随所に使っているというお話には驚きました。上質感があって乗り心地の良いフロントシートは、ペットボトルを再生した素材で施されているようですね。環境に良いからただ使うのでなく、快適な時間を過ごすのに相応しい出来上がりにするという強い意志が伝わってきます。
ナビゲーションまわりに関してもタッチ感度がよく、説明書を読まなくても直感的に操作ができています。電気自動車ってこういうテクノロジーまわりも難しくなっていると思っていましたが、Audi Q4 e-tronはユーザーフレンドリーなデザインになっているからストレスなく、使えていますよ。」

移動で疲れにくいから、遠方での出張でもより集中して挑めます。

石崎「Audi Q4 e-tronは、これまでクルマで行くのが大変だなと思っていた距離でも、走れてしまうようなクルマですね。先日、仕事で東京から白馬まで日帰りで行きました。早朝から走ったのですが、目的地に着いても疲れをそれほど感じず、元気な状態でいられたんです。出かけるときって、移動にはなるべく体力を使いたくないじゃないですか。Audi Q4 e-tronは、電気自動車ならではのスムーズな加速感や室内の静かさで身体に負担なく、走ることができるんですよ。特に気に入っている機能が、アダプティブクルーズアシスト。高速道路とかで走っていると、システムが自動的に車間距離と車線を維持してくれるから助かりますね。クルマに乗ると気を遣う点が多くありますが、Audi Q4 e-tronがセンサーやシステムを使って安全性のサポートをしてくれて、ドライブがとても快適です。だから、片道4時間半くらいかかる白馬を、日帰りできたんだなと思います。充電については私の場合、行きは1度も充電することなく到着して、帰りは2回ほど充電をして帰りました。帰ったのが夜遅かったので、充電しながら休息ができて安全運転をするのにちょうどいい時間が過ごせてよかったです。」

石崎 貴紘さんにとっての
Audi Q4 e-tronの魅力とは

石崎「私が思うAudi Q4 e-tronの魅力は、自分だけでなく、周りの人にとってもいいクルマであることです。それは、環境に配慮されているということだけでなく、ドライバーが運転しやすい設計や、同乗者がくつろげる空間、ヘッドライトやセンサーが歩行者と対向車の安全に気遣いがあること。クルマに関わるすべての人に思いやりを持っていると思うんです。そういったところが、カーボンクレジットで農家さんと企業さんにWin-Winな関係づくりをするフェイガーの取り組みと似ているように感じます。人も地球も気持ちよくいられる環境や土台をつくり、その取り組みを続けることができたら、良い未来にきっとつながっていくのではないでしょうか。
もし、クルマの購入を検討していて決め手に迷われている人がいましたら、検討しているクルマがどんな価値観でつくられているか、一度立ち返ってみてもいいかもしれませんね。そういった意味で、Audi Q4 e-tronは地球にもドライバーにもその周りの人たちにも配慮されている気持ちの良さがあると私は思うので、選択肢のひとつとしておすすめします。これからも、Audi Q4 e-tronの魅力を見つけられましたら、みなさんにお伝えしますので、ぜひ、楽しみにしてください。」

撮影協力:株式会社ヤマグレイン