2026年2月掲載

Audi S3 と巡る
三陸ドライブ

コンパクトでも、“走る”。そんな夢を叶えるのが、コンパクトというセグメントで世界的人気を誇るAudi A3をベースに、スポーティーに進化させたAudi S3です。
出力の向上に加え、トルクスプリッターとダイナミックプラスモードにより、力強いパフォーマンスと俊敏なハンドリングを実現。ドライブセレクトには、快適性重視からダイナミックな設定まで、幅広い走行特性を実現するモードを搭載し、優れたドライビングダイナミクスを叶えます。

そんなS3で出かけるのは、「ネイチャーポジティブ」宣言をおこなった南三陸町を中心に、海の幸や絶景、そして復興のシンボルを巡るドライブです。ネイチャーポジティブとは「自然再興」のこと。保全だけでなく、さまざまな形で自然を回復――プラスの状態にしてゆこうという取り組みで、国際的に注目されるキーワードとなっています。
自然の中に受け継がれてきた歴史を感じながら、次の時代へとバトンを渡す共生のあり方を考える旅へ。Audi S3で出発です。

使用モデル

Audi S3 Sportback

プレミアムコンパクトとして日々の利便性を追求しながら、圧倒的パフォーマンスに揺るぎない自信を表すAudi S3 Sportback。その姿にさらなる磨きをかけ、刷新されたフロントマスクやスポーティなディテールの数々、ダイナミックなスタイルが、見る者の心を虜にします。
進化によって新たな力を手に入れたAudi S3は、S3史上最もパワフルな最高出力245kW(333PS)、最大トルク420Nm(42.8kgm)へと到達。新たにトルクスプリッターを搭載。リヤアクスル左右のトルク配分を最適に可変制御し、コーナリングにおける俊敏性と安定性を高めます。

Spot1
鮫ヶ浦/大鮫隧道

まず向かうのは、日本三景・松島を望むなかでも奥の奥に位置する秘境・鮫ヶ浦。かつては漁港、戦時中は基地としても使用された鮫ヶ浦へ続く素掘りの「大鮫隧道」は、車両の通行自体は可能ですが、幅は2メートルほどしかなく、全幅1,815mmのS3でギリギリの狭さ。路面には凹凸があり、壁面も整えられていない道は真っ暗で、運転には十分注意が必要です。
先に見える光を目指して進み、隧道を抜けてしばらく行くと急に視界が開け、待っているのはまるで別世界のように穏やかな入り江。人気(ひとけ)のない穏やかな元漁港では、松島らしい景色と海を前に、雄大な時を感じられます。

Spot2
牡鹿(おしか)コバルトライン

宮城県牡鹿郡女川町から、太平洋に向かって細長く伸びる牡鹿半島の先端、石巻市鮎川浜を結ぶ牡鹿コバルトライン。東日本大震災で被災しながらも復旧を経て、半島の山稜に沿って縦断する約30kmのルートはワインディングながら路面状況に優れ、ハンドリングの軽快なS3ならどこまでも爽快な走り応えを堪能できます。
変化に富んだリアス海岸ならではの、複雑な地形美と太平洋とのコントラストを楽しみながら稜線を南へと抜ければ、「コバルトライン」という名前通りのコバルトブルーが美しい海と金華山が望めます。

Spot3
海岸線の美術館

高さ10m、長さ3.5km。「海岸線の美術館」は、東日本大震災後、石巻市雄勝町に設置された巨大防潮堤に壁画を描き続け、町全体を美術館に変えていくアートプロジェクトです。
震災では20mの津波に襲われ、町の8割が壊滅した雄勝町。震災後、海岸線を囲うように建設された高い防潮堤は人々の生活を守る反面、絶景を遮る存在にもなりかねないものでした。しかし壁を壊すでも越えるでもなく、共存した生活を模索するなか、立ち上がったのが、毎年複数の壁画を制作することで新たな風景を生み出し続けるというこれまでにない復興の形です。全国の支援者を巻き込みながら進化する海沿いの大壁画群は、世界に唯一無二の美術館。オリジナリティ溢れる壁画の数々は、その場に立ち止まることなく、「今」を意義あるものにする姿勢の大切さを教えてくれます。

Spot4
南三陸さんさん商店街、南三陸311メモリアル、中橋

南三陸の復興計画に2013年から携わり、コアとなる南三陸さんさん商店街(2017)、中橋 (2020)、3.11メモリアル (2022) という3つの施設をデザインしたのは隈研吾氏です。10m盛土をした場所に作られた南三陸さんさん商店街は、2017年3月にオープン。サンサンと輝く太陽のように笑顔とパワーに満ちた空間には新鮮な海産物や食堂、土産物店など個性あふれる28店舗が軒を連ね、今や年間50万人が訪れるという観光スポットです。
そして南三陸杉と鉄を組み合わせた長さ約80mの中橋は、さんさん商店街のあるにぎわいのエリアと、鎮魂と慰霊の場となる震災復興祈念公園とをつなぐ二重構造の太鼓橋。眼下には、多くの町職員が津波で犠牲となった赤い旧防災対策庁舎を確認できます。
震災の記憶と記録を伝える品々や映像が展示される3.11メモリアルは、過去から「未来へとつながる、時間の結節点」(隈研吾事務所HPより)。外壁は南三陸の杉が用いられ、放射状のデザインは時空間を吸い込み、見る人の胸にさまざまな想いを去来させます。

Spot5
気仙沼大島大橋

2019年春に完成した気仙沼大島大橋は、「緑の真珠」と称される東北最大の離島・気仙沼大島と本土を結ぶアーチ橋です。全長356m、アーチ支間長は297mと東日本最大級。片側1車線で歩道もあるため、歩いて渡ることも可能です。自然の緑と青に映える白亜が美しい橋梁は、「希望をつなぐ架け橋」として、復興のシンボルとなっています。

Spot6
CAMOCY(カモシー)

日本人の食文化の原点ともいえる“発酵”。地下水が豊富で、古くから醸造業が盛んな岩手県陸前高田市今泉地区に2020年にできた発酵パーク・CAMOCYの由来は、「醸(かも)す」という言葉です。
施設内では発酵定食、発酵デリ、パン、チョコレート、クラフトビールなど、発酵なくして作れないものがさまざまに提案されていて、新しい発見があること間違いなし。なかでも人気は、テイクアウトも可能なベーカリー「 MAaLo(マーロ)」のパン。なるべく地元の食材を使うことにこだわり、食事パンや惣菜パンから菓子パン、ドーナツなど、多種多様のラインナップには“毎日通っても飽きない”としてリピーターも多く、売り切れるものも少なくありません。
また、建物はもとよりテーブル、椅子などには地元のスギやマツの間伐材が活用され、持続可能な社会の実現を目指しています。人と人が交流するスポットに足を踏み入れたら、活力が湧いてくるはずです――まさに地名である、泉のように。

Spot7
東日本大震災 津波伝承館 (いわてTSUNAMIメモリアル)

「東日本大震災津波伝承館 いわてTSUNAMIメモリアル」は、東日本大震災の事実と教訓を次世代に伝え、また国内外へ復興の姿を発信することを目的に、2019年9月22日に開館した施設です。4つのゾーンに分かれた展示のテーマは「命を守り、海と大地と共に生きる」。津波災害の歴史をひもとき、事実を知り、教訓を学び、復興を共に進める。被災した実際のものや現場をとらえた写真に触れれば、いま私たちが走る道にもさまざまな人びとの想いが行き交い、過去から現在、そして未来へと繋がっていることをきっと感じられるはずです。

Spot8
大船渡市民文化会館・市立図書館 リアスホール

白い壁で個性的なデザインが目を引く大船渡市民文化会館。独特の外観は、リアス式海岸で知られる大船渡市のシンボルでもある穴通磯(あなとおしいそ)をイメージしたものです。穴通磯とは海水の浸食により3つの大きな穴が3つ空いた奇岩のことで、その造形美は市を代表する景勝地。三陸の海を感じさせるデザインは館内外に貫かれ、扉の向こうはまるで穴通磯の中をくぐっているかのような造りです。内部も打ち寄せる波や岩、船団など、随所に地域のこだわりが散りばめられていて、2009年の日本建築大賞を受賞しています。

Spot9
釜石鉱山跡

近代日本の発展を支えた日本屈指の鉄の町・釜石。岩手県釜石市と遠野市上郷町にまたがる釜石鉱山からは鉄鉱石や銅鉱石が産出され、江戸時代末期の開坑から170年余の歴史を誇ります。鉱石の大規模な採掘は30年ほど前に終了しましたが、山肌には往時をしのぶ選鉱場跡を確認できるほか、敷地内の旧鉱山事務所(釜石鉱山展示室Teson)の1階は当時の事務所の様子を再現、2階では鉱山に関するさまざまな資料が展示・公開されています。

Spot10
仙人峠

標高887m、釜石市と遠野市の境にある仙人峠は、新緑と紅葉が美しいスポットです。急カーブや急勾配が続く旧仙人峠道路は交通の難所として知られ、2007年にはトンネルや橋で一気に仙人峠を貫く新道・仙人峠道路が完成。旧仙人峠道路から眼下には山間に架かる仙人大橋が臨めるほか、独特なループ構造を描く旧道はドライブコースとして人気です。
S3史上最もパワフルな最高出力245kW(333PS)、最大トルク420Nm(42.8kgm)に到達したAudi S3は、新たに搭載したトルクスプリッターによりリヤアクスル左右のトルク配分を最適に可変制御。コーナリングにおける俊敏性と安定感を高めるほか、ダイナミックプラスモードを選択すれば、より機敏なハンドリングを実現します。また一体型のヘッドレストと立体的なサイドボルスターを備えたスポーツシートはドライバーの体をホールドし、横方向の動きを軽減。峠でこそ、S3の真価がもっとも発揮されるといっても過言ではありません。

Spot11
こども本の森 遠野

2021年7月にオープンした「こども本の森 遠野」は世界的建築家・安藤忠雄氏の設計です。明治時代に創業したものの空き家となっていた呉服店をリノベーションし、外観を再現するとともに梁や柱には元の部材を活用することで、歴史的な風合いを今に伝えます。全部で1万3500冊ほどの蔵書は、その7割が全国からの寄贈によるもの。中央には螺旋階段が囲む吹き抜けの閲覧室があり、周囲には「遠野と東北」や「世界を見渡す」など13のテーマに沿って選ばれた書籍がぐるりと並べられています。
テーブル席あり、畳の間ありと、さまざまな居心地を実現する空間づくりの根底にあったのは、“東北の復興のシンボルはこどもたちの未来”という想い。誰でも気軽に利用できるため市外からの来訪者も多く、遠野の新しい名所となっています。

Spot12
浄土ヶ浜

1680年代、宮古山常安寺七世の霊鏡竜湖和尚が「さながら極楽浄土のごとし」と感嘆したことから名付けられたとも言われる浄土ヶ浜は、宮沢賢治も訪れたという三陸の名所。透明度が高い海に、天に向かって鋭くとがった白い火山岩の数々が連なり、岩肌にナンブアカマツなどの常緑樹が緑を添えるさまは、まるで日本庭園のような美しさだとして国指定名勝にもなっています。
アグレッシブでダイナミックな力強さのなかにも研ぎ澄まされた美しさのあるS3のエクステリアは、切り立った岩と穏やかな海、自然の緑というコントラストの美をそのまま反映するかのように、しっくり馴染みます。

Audi S3 Sportback

いのちをつなぐために、道を拓く。次世代に伝えたいのは、光が差す明日への扉です。大自然が語りかける声に耳を澄ませながら、そして震災後の整備された道路に過去の記憶と人びとの生命力を感じながら、一歩先の未来を見つめる旅へ出かけてみませんか。