Luxury Experience
Audi Grand Tour 2025 in Europe Report
Vol.2
オーストリアのリゾート地「ザルツカンマーグート」を舞台にハイパフォーマンスモデルで巡るツーリングと
Audi Sportの本拠地ノイブルグでのAudi Driving Experienceをお楽しみいただいた様子を2回にわたってレポートします。
今回のレポートではDAY4-DAY5の様子をご覧ください。
Luxury Experience
Audi Grand Tour 2025 in Europe Report
Vol.1
Vol.1ではDAY1-DAY3の様子をレポートしています。
Vol.1はこちら10月7日(火)DAY4
ザルツカンマーグートツアー最終日の朝を迎え、オーストリアとも今日でお別れです。名残惜しい気持ちを胸に、小雨の降る中で出発しました。
ドイツ・バイエルン州南東部、オーストリアのチロル州とザルツブルク州に隣接する小さな村を抜けていきます。ここは年間降雪量の多さで知られる場所で、期待と不安が入り混じるドライブとなりました。
ランチまでの約2時間、ワインディングロードを楽しんだあと、たどり着いたのは『Gut Steinbach』。広大な敷地内には宿泊施設とレストランが併設され、スキーのジャンプ台も望めます。敷地内ではオーガニック農場で育てられた高品質な野菜や、ヤク、シカ、ニワトリ、ヤギなどの食材の約80%を半径80km以内で調達する地産地消を徹底。また、建物にはGut Steinbachの森から採取された木材を使用するなど環境への配慮も重視しています。こうした取り組みから、ミシュランガイドのグリーンスター(環境保護や持続可能な食文化に積極的に取り組むレストラン)を受賞した名高いレストランです。
ランチ会場の『Gut Steinbach』。広大な敷地内にある宿泊施設を兼ねたレストランで、ミシュランガイドのグリーンスターを獲得しており、環境への配慮やサステナブルな取り組みでも高く評価されている名店です。
中に入ると、カントリー調でありながらセンスよく配された調度品が、洗練された癒しの空間を演出していました。お料理は、野菜で出汁をとった塩分控えめの優しい味わいのカリフラワースープからスタート。メインは、タラのフライ(リゾット添え)か、フライドチキンにKartoffel-Gurkensalat(ドイツの伝統的な家庭料理で、じゃがいもをビネグレットソースで和えたサラダ)を合わせ、さらにフライしたケイパーが添えられた一品から選べました。
デザートは、野球のボールほどの大きさのまんまるなチョコレートアイスクリームに、キャラメリゼしたかぼちゃの種子がトッピングされており、今回の旅の中で最も印象に残る美味しいデザートとなりました。
いよいよツアーも終盤です。レストランを出発し、ミュンヘン空港へ戻るルートは、旅のフィナーレにふさわしいアルプス山脈を通過する道です。車を走らせると、両脇には壁のように聳え立つ岩肌が何十キロにもわたって続きます。あいにくの天気で山頂は低い雲に覆われて見えませんでしたが、標高3,000m近い山々が連なっていることを思うと、想像を超える絶景が広がっているのだろうと、車窓を流れる景色に思いを馳せました。
標高3,000m近い山々に囲まれたルートを走ると、両脇には岩壁が聳え立っています。山頂付近は雲に覆われていて、ほとんど見ることができません。
降りしきる雪と針葉樹にまるでクリスマスツリーのような雪化粧。それが何千本と広がるまるで絵画の様な美しい景色の中を走行するAudiの車列がとっても印象的な光景でした。
Audi 両サイドの山々は冠雪しており、まるでクリスマスツリーの間を走っているかのような、童話の世界のような景色が広がっていました。皆さま思わずカメラを手に、その美しい光景を撮影されていました。
市街地に降りてくると、雨も雪もやみ、牧歌的な風景の中で快適なドライブを楽しみながら、アウトバーンを経由してミュンヘン空港へと戻りました。
ツアーもいよいよ明日が最終日。皆さまとの最後の晩餐を楽しむため、装いを新たにしてホテルからチャーターバスに乗り込み、ミュンヘン市内へ向けて約30分走ると、バスは大きな庭園に緑や花が豊かに咲き誇る、美しい邸宅「Villa Amalfi im Bogenhauser Hof」の前に停まりました。
1825年に創建されたこのレストランの厨房を仕切るのは、若干29歳の若きシェフ、ハンネス・レッツィーゲル氏。アジア風にアレンジした北イタリア料理を新しい形に昇華させています。使用する食材は主にアルプス地方全域のもので、多くの優秀な生産者と提携し、地産地消にこだわった料理を提供しています。
我々が日本からのAudiの特別なお客様であると聞くと、トラウトサーモンのお刺身を特別に用意してくださいました。
赤ワインで仕上げたリゾットや、トレー・チオチーズ(北イタリアのやわらかいチーズ)といった前菜の後、メインは通常ホロホロ鳥(guinea fowl)ですが、今回は牛肉好きの方が多いとのことで、ボーデン湖産の牛フィレステーキも選択可能でした。
揚げ焼きにしたホロホロ鳥に黒トリュフをかけ、グレービーソースを添えた一品は特筆すべき美味しさ。さらに、ホワイトチョコレートとパンナコッタを組み合わせた柔らかいデザートまで、完璧なフルコースとなり、最終日のお料理にふさわしい素晴らしい内容でした。

Salmon Trout Sashimi(トラウトサーモンの刺身)

クリームチーズと建物外観を模したバターを添えて。

Risotto all‘ Amarone
赤ワインのリゾット。ワイン樽で長く熟成をかけた赤ワインを使用し、北イタリア産のリゾット用のお米と特産のやわらかいチーズが用いられています。
Rinderfilet von der Bodensee-Farse(ボーデン湖の牛フィレステーキ)

guinea fowl(ホロホロチョウ、珠鶏)
西アフリカ原産の鳥で、肉質の良さで知られ、フレンチなどの料理でも多用されています。今回はこちらがメインでしたが、牛肉好きの方も多いため、2種類から選べるようにしてくれました。揚げ焼きにしたホロホロチョウには黒トリュフをかけ、マッシュポテトとグレービーソースを添えた一品。
Panna cotta with white chocolate(パンナコッタとホワイトチョコレートを混ぜたデザート こけももと赤すぐりのソースがけ)

Villa Amalfi にて。
10月8日(水)DAY5
Audi Grand Tour in Europe最終日は、Audi Sportの本拠地であるノイブルグの「Audi Driving Experience Center」でDriving Experienceを楽しむ日です。早朝、ヒルトンで用意されたミールBOXを手にチャーターバスに乗り込み、いざAudi Sportの総本山「Audi Driving Experience Center」へ向かいました。
施設内にはAudiのモータースポーツ全般の研究開発が行われており、エントランスを進むと、2026年から参戦するF1のモックアップモデルや、過去にさまざまなカテゴリーで優勝した車両が並んでおり、否応なしに気持ちが高まります。
受付を済ませ、インストラクターからシートポジションなどの座学を受けた後は、敷地内のダイナミックエリアでAudi RS3を使ったスラロームやドリフトを体験しました。このダイナミックエリアは散水により常にウエット路面が保たれており、低速でも車の挙動変化を安全に体験できるため、日常ではなかなかできない貴重な走行体験となりました。
アウディスポーツの本拠地であるノイブルク アン デア ドナウの「Audi Driving Experience Center」
そして昼食を挟んだ午後は、Audi RS e-tron GT Performanceに乗り込み、全長2.2kmのハンドリングコースを走行していただきました。
まずは加速性能を体験するため、直線路でローンチスタートによる0-100km/h加速にチャレンジしていただきました。2025年にマイナーチェンジをしたRS e-tron GT Performanceは、最高出力680kW(925ps)を誇り、0-100km/h加速はわずか2.5秒という圧倒的なパフォーマンスを発揮するスーパースポーツEVです。実際にこのパワーを体験いただくと、まさに“ワープする”かのような加速に、皆さま驚かれていました。
その後は、隊列を組んでのコース走行へ。先導車をドライブするインストラクターが、参加者のスキルに応じてペースを調整してくれるため、上級者から初心者まで存分に楽しむことができました。
最後にはハイペースでの先導走行も許されましたが、自分ではオーバースピードでコーナーに進入したと思っても、RS e-tron GT Performanceは何事もなく抜けていき、そのポテンシャルの高さを改めて実感しました。特に全てのコーナーにおけるスタビリティの高さは驚異的でした。
そして、あっという間にDriving Experienceの全プログラムが終了。インストラクターから修了書を受け取り、Audi本社のあるインゴルシュタットに立ち寄ってショッピングを楽しんだ後、空港へ向かいました。
初日の夕食会から数えると、まるで大人のドライビング合宿のような5泊6日のハードなロングツアーは無事終了しました。振り返ればお天気にはあまり恵まれませんでしたが、今年の初雪をドイツ・アルプスの山々で見ることができたのは、嬉しい誤算でした。
近年、時代は環境に優しい電気自動車へとシフトしています。今回のツアーはEPI(環境パフォーマンス指数)1位を獲得しているドイツらしい選定となっており、企業や施設が環境負荷をどれだけ削減したかを示す指標に基づいたプログラムでした。ホテルやレストランの取り組み、さらにはコンビニの飲み物に至るまで、ドイツにおけるサステナブルな取り組みを肌で実感した旅でもありました。
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