LUXURY EXPERIENCE

Audi Grand Tour 2023 Report

瀬戸内の景観を、ハイパフォーマンスモデルで走破。
Audiが贈る極上の旅 Audi Grand Tour 2023 開催

Audiが誇るハイパフォーマンスモデルが結集し、1泊2日で存分にご試乗いただく人気のAudi Grand Tour。2023年幕開けの舞台は風光明媚な瀬戸内です。今回は、S8/R8 Coupe/e-tron S/e-tron GT quattroの4台をご用意しました。車両を交換しながら、春の日差しが降り注ぐしまなみ海道を含む、往復約400kmを走破します。宿泊先として選んだのは、日本独自の文化である「旅館」の長所を活かしつつ再定義したと評価の高い、ラグジュアリーな「Azumi Setoda」。フランスのミシュラン三つ星レストランでスーシェフを務めた秋田絢也氏が、想像を超える新しい食体験を提供します。

瀬戸大橋を渡り、景勝地を駆け抜けながら一路生口島へ

集合場所の高松空港は、穏やかに晴れていました。お集まりいただいた4組8名の皆様はここから試乗車に分乗し、岡山市の鷲羽山スカイラインを走り抜け、生口島にあるAzumi Setodaを目指します。今回の旅は全行程にわたって景観が素晴らしく、ドライビングはもちろんのこと、助手席でも楽しめるのがポイント。皆さん、運転席に座るとすぐにハンドルや座席の位置を確認し、最大のパフォーマンスを引き出せるよう微調整していきます。リピーターの方の、「街で試乗すると、この微調整だけで時間が過ぎてしまうんですよね。グランツアーは時間と走行距離に余裕があって、存分にいろいろ試せるので何度も参加しています」という声はたいへん嬉しいものでした。

最初の休憩場所である与島パーキングエリアは瀬戸大橋の途中にあり、360度の絶景ビューが人気のスポットです。春霞の空に水平線が溶け、澪を引いてのんびりと船が往き来する様子を眺めていると、旅が始まった高揚感に包まれます。
全長18kmの鷲羽山スカイラインに入るとワインディングロードが続き、ドラインビングの楽しみも真骨頂へ。とくに多かったのはe-tronの感想でした。
「スピードを緩めたときにエネルギーを回生するシステムが、よく利いている印象です。踏み込んだときの加速の力強さ、安定感も抜群。ガソリン車では難しいスピードでもコーナーを楽に曲がれますね」
初めてe-tronを体験すると、その静かさにも驚かれるようです。一方でR8 Coupeのエンジンが奏でるエグゾーストノートをこよなく愛するファンもいて、休憩時間にはそれぞれの試乗車について活発な意見交換が行われていました。

地産地消、食材の新たな可能性に瞠目するフルコース

今宵の宿「Azumi Setoda」は、かつて廻船問屋と塩田事業で栄えた豪商、堀内家の邸宅をリノベーションした旅館です。世界各地に最高峰のラグジュアリーリゾートを展開する「アマン」の創業者がコンセプトを手掛け、伝統的な旅館のおもてなし文化と現代的なデザインを融合させました。140年以上を経た重厚な梁が支えるダイニングで供されるのは、瀬戸田を中心とした瀬戸内エリアの野菜を主役に、フレンチの技法を用いたフルコース。自らの足で生産者を訪ね、話をして食材への理解を深めた秋田絢也シェフは、食材が持つ「甘み」「苦味」「酸味」などの風味をあらゆる技法で引き出し、独自の世界観を堀内家から受け継いだ美しい器の上に創り上げています。コースの半ばでは一本丸ごとの人参が登場しましたが、塩漬けの後に燻製された人参はトロリと柔らかく、野菜を煮詰めた芳醇なソースと相まってメインを張るだけのパンチがあります。どの一皿も想像を超える鮮烈な味わいで、五感のすべてが刺激される食体験となりました。

大テーブルを囲んだ和やかなディナーの終盤は、「Audiの個性とは何か」という問いをきっかけに、Audi談義に花が咲きます。つねに革新的な挑戦で業界を牽引する技術力を挙げる人、それを踏まえて「いい意味でニュートラル。色で例えるなら透明」と評する人、さらに「余計な色がないからドライバーが自分の個性を乗せられる」と納得する人。同好の士が集う楽しさを改めて感じたひとときでした。
客室は杉、檜、福光石などの天然素材を活かし、数寄屋造りの趣を取り入れたメゾネットです。個別に設計された坪庭に面した檜風呂で疲れを癒やし、ゆっくりお休みいただきました。

今年はAudiを体験していただけるラグジュアリーイベントが目白押し

瀬戸内は雨が少ないことで知られていますが、二日目もまた気持ちよく晴れました。いよいよ7つの橋と島々をつなぐ絶景ロード、しまなみ海道を走ります。技術の結晶であるAudi車はドイツのアウトバーンで鍛えられた高速域でその真価を発揮しますが、それを熟知する皆さんは、モデル毎の性能をいろいろな角度から堪能しています。これこそが、Audi Grand Tourならではの醍醐味です。
しまなみ海道随一の眺望と謳われる亀老山展望公園では記念撮影をし、来島海峡では車を降りて観潮船で瀬戸内の多島美と巨大な渦を間近に体験しました。午前中はさらに今治タオルの品質を学ぶ施設を訪ね、昼食を挟んで最後のスポットである父母ヶ浜へ。日本の夕日百選にも選ばれたこの浜は、干潮時の夕暮れになると南米ボリビアのウユニ塩湖のような写真が撮れると話題の場所です。日暮れには少し早い時間でしたが見事に干潮がぶつかり、思った以上の「映え写真」が撮れました。

「同乗者の方も楽しめる旅を」と計画した春の瀬戸内ツアー、いつもに増してバラエティに富んだ内容でしたが、「存分に試乗ができ、さらに観光や買い物の時間もあってバランスが良かった」と言っていただけました。皆様からのご意見・ご感想を反映しながら、これからもAudi車をより深く知っていただく旅を提案してまいります。今年は、まだいくつものAudi Grand Tourが予定されておりますので、皆様のご参加を心よりお待ちしております。

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