Audi Auberge Experience Campaign

都心から車で1時間半。山梨県は甲州市の山奥に、絶景とワインとビールが堪能できる夢のようなオーベルジュがあります。ぶどう畑を縫うようにAudiを走らせ、坂道をのぼりつめたところ。山の樹々に覆われるように「STAY366」はひっそり佇んでいます。来た道を振り返れば、眼下に広がる甲府盆地。遠くに連なる山の向こうには富士山の頂が。聞こえるのは樹々のざわめきに鳥の声。自然と一体化したようなロケ―ションに、思わずため息がこぼれます。

夕食は、数々の名店で腕をふるってきた料理人、角谷康洋さんによる蕎麦懐石です。バックヴィンテージをメインにしたワインとのペアリングで楽しめ、趣向を凝らした肴が次から次へ。なかでも蕎麦粉のガレットは意表を突かれる一品です。鰻のかば焼き、奈良漬け、マスカルポーネチーズにトリュフをガレットで巻いて食べる変わり種。「芒」という名のクリアな赤ワインが、その味わいを底上げします。

角谷さんが打つのは、蕎麦打ち名人と名高い師匠譲りの、驚くほど細打ちの十割蕎麦。そのしなやかな蕎麦を駆使したつまみも登場します。蕎麦の鉄火巻きなどはしなやかな麺が口のなかでほどけ、繊細な舌触りに惚れぼれする一品です。〆めには、ホワイトアスパラガスとはまぐりの蕎麦や、地元特産品の桃の蕎麦など、季節の素材を合わせた蕎麦が。終始、クリーンなワインと料理で身も心も満たされます。

一夜を過ごす部屋は全3室。北欧風、ニューヨークSOHOスタイルにヨーロピアンスタイルと3つのタイプに分かれ、それぞれ内装も異なります。テレビも電話もない。こだわり抜いたアンティーク家具がセンスよく配置され、バスルームまで美しい。なんと、ホテル内のブルワリーを眺めながら過ごせる部屋もあり、ユーモアたっぷり。ビール好きにはたまりません。

奥多摩から山梨へ、天空へと続く絶景ドライブルート、大菩薩ライン。眼下に広がる山々の壮大な景色は、日常の喧騒を忘れさせてくれます。特に柳沢峠からの富士山の眺めは格別で、その雄姿に心奪われることでしょう。春の新緑、秋の紅葉と、四季折々の美しい自然がドライブを彩ります。途中には、地元の食材を使った食事処や休憩スポットもあり、景観と合わせて旅の思い出を深めることができます。風を感じながら、心安らぐドライブをお楽しみください。

Audiで古都奈良へ。目指したのは、鹿が悠々と歩き回る若草山。その山麓、土産物店が連なる通り沿いにオーベルジュ「VILLA COMMUNICO（ヴィラ・コムニコ）」はあります。かつてはここも土産物店だった古民家。当時の面影を残した外観は町並みに溶け込み、通りは古都を満喫する人々で心地よい賑わいに満ちています。

シェフは奈良生まれの堀田大樹さん。イタリアはボローニャで修行を積んだのち、東生駒市でレストランを開いたシェフが、さらなる挑戦として故郷で立ち上げたのがレストランを内包したオーベルジュでした。

1階のレストランは、かまどをイメージしたという素朴かつモダンな空間で、特注の薪台にはゆらめく炎。「ここ若草山には、早春を告げる山焼きという伝承行事があります。ロケーションに合う料理をと考え、薪焼きを主軸にしました」。そう話す堀田さんの料理は、ガストロノミックでありながらどこか原始的なニュアンスも。

そのことを如実に感じられるのが、滋賀県の名精肉店・サカエヤから仕入れる経産牛サーロインの薪焼きです。肉の個体差を見極めて熾火でじっくりと焼き、仕上げに強火で肉に含まれる水分や脂分を沸かすイメージで焼き上げる。それはクリアな肉汁に溢れ、生命力さえ感じられる一皿です。

堀田さんは地元の生産者のもとへも足繫く通い、旬の素材を調達します。ピスタチオ香るアスパラガスのリゾットなどはどこまでも清々しく、畑の風景を彷彿とさせられるピュアな美味です。古来からの調理法である発酵にも注力。たとえば薪火で火入れした牡蠣に、発酵させたカリフラワーのソースを合わせる。そんなクリエイティブな料理を味わいながら、若草山の夜は深まります。

奈良公園の奥に広がる、緑豊かな癒やしのドライブウェイ、奈良奥山ドライブウェイ。若草山や高円山を結び、変化に富んだ自然美を満喫できます。特に若草山からの眺めは開放的で、古都奈良の街並みを一望できる絶景ポイントです。春は桜、秋は紅葉と、ドライブを彩る美しい景色はもちろん、途中には東大寺裏参道や春日山原始林など、歴史や自然に触れるスポットも点在。心地よい風を感じながら、ゆったりとした時間を過ごせるでしょう。