Audi Circuit Day 2020 Event Report

基礎動作をしっかり学べる広場トレーニング

午前中のドライビングレッスンは、富士スピードウェイ敷地内のP15駐車場にて行いました。荒選手が走行上の注意点やアドバイス、正しいシートポジションを説明したのち、インストラクターがお手本走行を披露しました。パイロンを使ったこの広場レッスンで学ぶのは、スラローム、ブレーキング、コーナリングという３つの基礎動作。クルマを安全に走らせるために欠かせないこれらの動作を、一連の流れで体験していただく反復トレーニングとなります。皆さんの走りを荒選手や小暮選手がチェックし、ひとりひとりに細やかなアドバイスをすることで、ドライビングスキルの向上を図ります。単調なレッスンに見えますが、じつは非常に奥が深いもの。日常では体験できないクルマの操作なだけに、はじめは恐る恐る走っていた方も、最後には自信を持ってアクセルやブレーキを踏み込んでいたのが印象的でした。

スキルに応じて内容の異なる3クラスを用意

ランチを挟んで行われたサーキット体験は、全長約4.6kmのレーシングコースでの走行となります。今回は、お客様のスキルやご希望に合わせて、レギュレーションの異なる３つのコースをご用意しました。ヘルメットを被らずに、お連れの方も同乗できるFamily Classは最高速度を50km／hまでとなっており、はじめてサーキットを走る方にも最適なクラスです。また制限速度が120 km／hとなるNovice Classはヘルメットを被っての本格的なサーキット体験となります。さらに最高速度が180 km／hに引き上げられるExpert Classでは、事前に各店舗での走行前点検を受けていただいた方のみがご参加いただけるコース。
サーキット走行経験があり、更なるスキルアップを目指す方にエントリーしていただきました。

先導走行ありのレーシングコース体験

いずれのクラスもインストラクターが運転するAudi R8が先導しての走行となります。フラッグの意味などを知る座学を受けていただいたのちに、各車に無線機を積み込み、クラスごとにコースへと駆りだしました。このイベントはあくまでドライビングスキルの向上やモータースポーツを体験していただくことを趣旨としているため、追い越しは禁止となります。インストラクターが皆さんの走りを確認しながら徐々にペースを上げていきます。NoviceとExpert Classでは先導車１台につき3〜4台にグループ分けを行い、長いホームストレートでフォーメーションを入れ替えることで、どなたも先導車のブレーキングポイントやライン取りがしっかりと把握できるようにしました。走行後にクルマを降りてくる皆さんの溢れんばかりの笑顔からも、本格的なサーキットを満喫したという充実感が存分に伝わってきました。

弊社では今後も様々なイベントを通して、より多くの方にAudiの魅力と走りの楽しさを伝えて参ります。ビギナーからエキスパートまで、それぞれのスキルに合わせた発見や歓びが得られる企画をご用意して参りますので、ぜひご期待ください。