Audi People

HR Business Partner 人事部マネージャー | 酒井 由美子

Audiに携わるスタッフの日々の業務に対する情熱やこだわりなどをご紹介。
お客様のAudiライフを支える高いクオリティ、その背景に迫ります。

※PAIG Japan Automobile Investment所属。
※掲載内容は2024年2月14日時点のものです。


お客様に信頼される人材づくりを目指しています

複数の企業で人事畑を歩み、積み重ねてきた知識とノウハウでHRBP担当の女性管理職として活躍する酒井。お客様の信頼を得るため、まずは社員に信頼される組織づくりが大切だという彼女に、仕事の内容やモットーなどについてたずねました。


ふだんの仕事内容を教えてください

国内企業2社と海外企業1社で主に人事に従事したのち、アウディジャパン販売にはC&B(Compensation & Benefit)のマネージャーとして入社、報酬や福利厚生を担当しました。その後、弊社を含むPAIG Japanグループとしての制度統合、給与ベンダーの新規導入などのプロジェクトに参画し、現在はHRBPを担当しています。HRBP(Human Resource Business Partner)とは、従来の人事のあり方から一歩進んで、ビジネス戦略の推進や現場のマネジメントを人事面でサポートする立場のこと。簡単にいえば、会社の“パーパス”や“ビジョン”に基づいて人材を獲得・育成し、評価を行ってエンゲージメントや満足度を高め、組織をよくしていくのが私の役割です。また、PAIGやその親会社であるPHS(Porsche Holding Salzburg)から施策が展開されることもありますので、それをアウディジャパン販売にフィットさせることも行っています。

仕事をするうえで大切にしていることはありますか

「コミュニケーション」、「信頼性」、そして「公平性」です。円滑な組織運営に必須の「コミュニケーション」については、私の場合は情報を正しく伝えるために要点を分かりやすく話すなど、丁寧に行うようにしています。次に「信頼性」ですが、会社への信頼=人事への信頼と捉えるメンバーも多く、毎月正確に給与を支給することや時代や環境に合った施策の実施など、信頼の土台となるものをしっかりと継続していくことを心掛けています。「公平性」についても、健全な組織運営に欠かせないもので、メンバー個人の状況や希望に寄り添いつつも、不公平にならないか常に意識しています。この3点はHRBPだけでなく、お客様と関わる全職種で共通の大切な考え方だと思っています。

アウディジャパン販売のメンバーの特徴を教えてください

弊社のメンバーを見ていて感じるのは、それぞれがAudiのファンであり、ブランドに誇りをもって働いているということです。接客や整備の現場では、“Audiブランドの高品質をお客様に提供しよう”という強い思いと責任感をもって取り組んでいるのを感じます。また、会話や書類などにコンプライアンス意識の高いコメントが多く見られるのも特徴ですね。
クルマはお客様に楽しさを提供しますが、それは安心感があってはじめて成り立つもの。HRBPとしては、社員が安心して働ける環境を整えることが、丁寧な接客やミスのない整備につながり、お客様への安心・安全の提供につながると考えています。

今後の目標を教えてください

弊社にはさまざまな国籍や年齢のスタッフ、多くの女性スタッフが活躍していますが、こうした多様なメンバーが等しく働きやすくする環境づくりに努めています。
その一例をご紹介しますと、外国籍のテクニシャンには、自信をもってコミュニケーションがとれるよう日本語の研修を提供するとともに、彼らと関係する日本人スタッフにも伝わりやすい日本語のトレーニングを行い、お互いの理解を深められるように取り組んでいます。また、会社として仕掛けがあるわけではありませんが、定年後も引き続いて現場で能力を発揮してくれるスタッフと若手の社員が同じ職場で働いていますので、経験や知見を伝えている光景を目にすることもありますね。HRBPの立場としては、このように一人ひとりの個性をお互いに尊重し高めあうことができる、よりインクルーシブ(包括的)な環境とカルチャーをつくっていくことが目標です。