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Audi 大阪中央 サービスセンター サービスマネージャー|松井義貴

Audiに携わるスタッフの日々の業務に対する情熱やこだわりなどをご紹介。
お客様のAudiライフを支える高いクオリティ、その背景に迫ります。

※掲載内容は2017年12月14日時点のものです。


世界3位の実力をオーナー様にも還元。
「Audi Twin Cup」は、普段の仕事の集大成

2017年9月にスペイン・セビリアで開催された「第13回 Audi Twin Cup ワールドチャンピオンシップ」。日本代表はテクノロジー部門、サービス部門において史上初の両部門同時3位入賞を果たしました。サービス部門で世界3位になったAudi大阪中央所属のサービスマネージャー松井義貴に、ワールドチャンピオンシップの感想など、あれこれ聞いてみました。


「Audi Twin Cup」は、どんなスケジュールで進められるんですか

まず、全国の正規ディーラー124店舗で予選が行われます。予選はオンラインで行われ、弊社のサービスアドバイザーとテクニシャンは全員参加します。予選を勝ち抜いたサービス部門12名、テクノロジー部門12チーム(1チーム3名)でジャパンファイナルを戦い、サービス部門の場合は、上位3名が世界大会への切符を手にすることができます。
世界大会は7日間にわたって開催され、その内、3日間が競技に充てられ、前夜祭や打ち上げなどパーティーも開かれます。面白かったのが、前夜祭から戦いが始まっているんです。40カ国の代表が参加したパーティーで、みんな笑顔で相手に酒を勧めて酔い潰そうとするんですよ。そこは勧められたほうもわかっているから、我慢して飲まない。お互いに酒を勧め合っているのに、誰も飲まないという光景が、会場のそこかしこで行われていました。

「Audi Twin Cup」のサービス部門は、どんな戦いですか

サービス部門は筆記試験と実技試験があり、実技試験では、3つのカテゴリーで競います。
1つ目は「車両受付」。車の傷を探したり、タイヤの溝をチェックしたり、お客様から愛車を預かる際に必要な基本作業です。タイヤやブレーキの状態を測定して、車種の規定値に対して、どういう状態にあるのか明らかにします。パソコンを使ってドイツ本国のアウディのシステムにアクセスして、車種ごとのの規定値を探り当てなければなりません。
2つ目の「見積もり」では「ヘッドライトの電球が切れた」などの想定に対し、純正部品の価格を調べて、交換にかかる作業工賃を割り出します。もちろん、作業工賃もAudiの基準に正しく則っているか審査されます。 そして、3つ目は「機能説明」。審査員をお客様に見立て「ナビゲーションシステムの目的地設定」などを、正しく説明できるか競います。

世界3位になれたポイントはどこにありますか

チームワークですかね。チームのメンバーは、日本代表決定戦の表彰式で初めて顔を合わせた3人。しかも、今回は関東、関西、九州の人間でした。だから、強化トレーニングのために集まったとき、交流会を兼ねて飲みに行ったり、朝食も一緒に食べたりと、普段一緒に働いていない分、チームワークをよくするため一緒に過ごす時間を持つように工夫しました。特に、私は日本代表のチームリーダーを任されていました。チームビルディングには気を配りましたね。

「Audi Twin Cup」に参加する意義は

「Audi Twin Cup」は、普段の仕事の集大成。オイルの量を見たり、車の傷をチェックしたり。普段当たり前のように行っていること。だから、「Audi Twin Cup」へのチェレンジを通して、自分がスキルアップできます。日本代表は2月に決まり、翌年の6月にワールドチャンピオンシップでテーマとして使われる車種を知ることができます。第13回大会では「Audi Q7」でした。6月から9月の世界大会まで、Q7の勉強ばかり。仕事のときでも、Q7のお客様が来れば、チャンスとばかりに担当を買って出ました。おかげで日本一「Audi Q7」に詳しいサービスアドバイザーになれたと思っています。

「Audi Twin Cup」を戦って変化したことはありますか

「Audi Twin Cup」を通して、知識が豊富になり、お客様にストレスを感じさせずに対応できるようになると思います。世界戦を戦うにあたって、Audi Japanにはトレーニングを積ませてもらいました。恩返しの意味も込めて、Audiの魅力をもっと多くの人に味わってもらえるように、ひいてはAudi大阪中央の顔になれるぐらい頑張っていきたいです。
弊社はAudiしか取り扱わないディーラー。テクノロジー部門の代表も弊社江戸川店のスタッフでした。2017年の日本代表として、その強みをうまく発揮できたと思います。