2020年9月掲載  

Audi Japan Sales 20周年企画】

Audi20年オーナー 
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大谷達也氏モータージャーナリスト
Special Interview

20周年という節目を迎えたAudi Japan Salesと同じく、20年という長い年月をAudiと共に過ごしたAudiオーナーへ
モータージャーナリスト 大谷達也氏がインタビュー。
Audiの虜になったきっかけから、歴代Audi A6を4台乗り継いできた経緯まで、その魅力に迫ります。

富井 孝喜さん(Audi オーナー)

都内在住。
Audi A6を20年間で4台(C5‐C8)乗り継がれるAudi愛好家。

大谷達也

モータージャーナリスト/AJAJ会員/
日本モータースポーツ記者会会員

大学卒業後、電機メーカーの研究所にエンジニアとして勤務。1990年に、二玄社に入社し、CAR GRAPHIC編集部に配属。2002年、副編集長に就任。2010年よりフリーランスのライターとして活動を開始。現在は自動車雑誌、ウェブサイト、新聞、一般誌などに記事を寄稿。2020-2021 日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。

※掲載内容は2020年9月13日時点のものです。

きっかけはひと目惚れ。
Audi A6に惹かれたポイントとは

大谷:
富井さんは20年前に乗り始めて以来、Audi A6ばかり4台も乗り継いでいらっしゃるそうですが、そもそもの馴れ初めというかきっかけはどのようなものだったのですか?

富井:
学生時代に初めてクルマを購入して以来、ずっと日本車を乗り継いでいましたが、いまの会社に入ってしばらく経った頃、私が単身赴任することになり、家族用にフォルクスワーゲン・ポロを購入しました。当時、フォルクスワーゲンとアウディは同じディーラーで併売されていて、そこでC5と呼ばれていた当時のAudi A6に出会い、もうひと目惚れのような感じで手に入れました。2.4リッターのV6エンジンを積んだSedanのquattroです。

大谷:
Audi A6のどんなところに惹かれたのですか?

富井:
Sedanの小ぶりなテールライトがとにかく美しくて、こんなにきれいなクルマはないと思いました。当時、坂本龍一さんがCMに出演されていたのも印象的でしたね。あとはやっぱりquattroです。私は豪雪地帯の出身で、家のクルマはずっと4WDでした。それがC5を購入した理由のひとつでもあるんですが、7年後に購入したAudi A6(C6)は予算の関係でFFを選んだところ、実家の近くの峠をどうしても登れなて、50kmほど遠回りして峠を避けて帰省したことがあります。スタッドレスタイヤを履いていましたが、雪の坂道をどうしても上れなかったのです。なので、それ以降はずっとquattroを選んでいます。

20年前に購入したSedanからAvant、そして最新のAudi A6

大谷:
長年Audi A6に乗っていらして、特に思い出に残っていることはありますか?

富井:
いまお話ししたFFのAudi A6で雪の坂道を上れなかったことは、やはり強烈に印象に残っていますね。これでquattroに乗り換えることを決意したわけですが、私は仕事の関係で長距離ドライブに出かけることが多いので、そういうときもquattroは本当に運転が楽で重宝しています。

大谷:
2台目に購入されたC6からはワゴンボディのAvantを選んでいらっしゃるそうですが、なにか理由がありますか?
富井:
15年ほど前に犬を飼いまして、これがAvantを買うひとつのきっかけになりました。荷室の広いAvantですと、犬をケージに入れて載せるのも楽ですね。あと、最近、趣味で釣りを始めましたが、釣り竿などの道具を積むにもAvantは便利です。いまは最新(C8)のAudi A6 Avantに乗っていますが、購入するときラゲッジルームの床にぴったりあうラゲッジルームボックスを買いまして、とても気にいっています。今度はラゲッジルームに竿を固定できるような改造をしようかと計画しています(笑)。

大谷:
最新のAudi A6について、なにか印象に残っていることはありますか?

富井:
コロナ禍で外出自粛となったとき、せっかく新しいクルマを手に入れたのに家にこもっているのがガマンできなくて、クルマから極力降りないことを前提にずいぶんといろいろなところに出かけました。購入してまだ半年ほどですが、おかげでこの間に1万6000kmほどAudi A6に乗りました。とにかく新型は高速燃費が13〜14km/ℓといいし、長距離運転も本当に楽です。

Audiを長年乗り続けたからこそ感じるその魅力と、これからへの期待

大谷:
すっかりAudiのトリコになっていらっしゃるようですが、富井さんにとってAudiの魅力とは、どのようなところにありますか?

富井:
ひとつは、やはりquattroですね。先ほども申し上げましたが、私は雪国の出身なので4WDは必須です。それにスキーに出かけることも多いのでquattroは手放せません。もうひとつはデザイン。私、Audiのデザインがとにかく大好きなんです。クルマ全体をなにかから削りだして作ったかのようなかたまり感があって、しかも無駄なデザイン要素がない。ほかのプレミアムブランドのなかには、いろいろな装飾を盛り込んでいるモデルもありますが、私はちょっと苦手。それよりも、シンプルなラインでかたまり感が強いAudiのデザインが私は好きです。

大谷:
デザインでいえば、Audiはインテリアも上質ですよね。

富井:
これもライバルメーカーのなかには「インテリアの質がちょっと……」というブランドもありますが、Audiはクォリティがとても高い。Audiではないドイツ車を所有している友人をAudiに乗せると、みんな驚きますよ。

大谷:
最新のAudiにお乗りになって、技術面の進化についてお気づきになったことはありますか?
富井:
とにかく運転がめちゃくちゃ楽になりました。運転支援システムが前車との車間距離を一定に保ってくれたり、自動的に車線に追随してくれるので、運転中の緊張がいくぶん緩和されるような気がします。あとはHDマトリクスLEDヘッドライトのおかげで夜の運転がとても楽になりました。基本的にはハイビームと同じように周囲をとても明るく照らしてくれるのですが、対向車のところだけ暗くなって眩惑を防いでくれます。しかも、カーブを曲がるときはその先をライトが照らしてくれる。本当に助かります。

大谷:
富井さんのAudi A6にダイナミックオールホイールステアリング(4WS)は装着されていますか?

富井:
ええ、ついています。おかげで小回りが利くようになって、都内の住宅地のように狭い道でもほとんど切り返さずに走れるようになりました。ウチの目の前の駐車場に出入りするときも、先代のAudi A6ではいったん切り返していたのですが、いまは一発で曲がれます。本当に技術の進化ってすごいですね。

大谷:
今後のAudiについて、なにか期待されることはありますか?

富井:
いま、運転支援システムがどんどん進化していますが、将来的にクルマに自動運転技術が搭載されたとき、運転の楽しみが削がれないかが、少し心配です。それさえなく、そして技術を常に進化させていく姿勢が感じられれば、今後もAudiを乗り続けると思います。

対談を終えて……大谷達也の感じたAudiの「今」と「これから」

富井さんとお目に掛かったのは今回が初めてでしたが、まるで10年来の友人のように話が弾み、とても楽しいひとときを過ごすことができました。その理由は、なんといってもAudiを見る視点が私と似ているところに尽きるように思います。デザインの美しさや上質さ、quattroの優れた走行性能、そして先進技術の採用に積極的な点がAudiの魅力だと富井さんは語っていましたが、私もまったく同感。とりわけ強い共感を覚えたのが、最先端技術を数多く採り入れながらも、それらをどちらかといえば控えめなデザインに包んでいるところが好きとおっしゃっていたこと。そんなところに富井さんの知性とセンスが表れているような気がしました。

こういったクルマづくりの思想が、サイズを問わず一貫しているところもAudiの魅力だと思います。なかでも最新のAudi A6は、乗り心地とハンドリングのよさ、効率の高いドライブトレイン、quattroの安心感、そして精緻で質の高い美しさを秘めたデザインなど、Audiらしさが極めて高いレベルで表現された傑作だと思います。こうした思想は、たとえばAudi A8、A7 Sportback、Q8、Q7、Q5などの上級モデルにも共通していて、ステアリングを握っているとその洗練された上質感に圧倒される思いがします。

いっぽうでAudi A1 SportsbackやAudi Q3/Q3 Sportbackといった最新のコンパクトモデルは、これまでにない活発さというか若々しさが感じられて、Audiに新時代が到来したことを感じさせてくれます。
そうしたAudiのセールスを20年間の長きにわたって手がけてきたAudi Japan Salesは、まさにAudiとお客様を結ぶ信頼の架け橋といえるでしょう。これからも皆さまから愛され、信頼される存在であって欲しい。富井さんとお話しさせていただき、そんな思いを改めて抱きました。

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