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主要装備

ASF(アウディ スペースフレーム)
Audiの先進性を象徴するテクノロジーとして、語らずにはいられないのがASF(アウディ スペースフレーム)です。ASFでは、ボディの骨格部分をアルミ押出材とアルミダイキャスト材で構成し、この骨格にアルミパネルを固定することにより、最小の重量で最大のボディ剛性を実現します。軽量かつ高剛性のボディは、「走る」「曲がる」「止まる」を極める高性能のスポーツカーには必須条件。
Audi R8の場合、ボディシェルの重量はわずか210kgに過ぎません。このうちの70%が直線または曲線のアルミ押出材、22%がアルミパネルです。アルミ鋳造ノードと呼ばれる複雑な形状が実現できるのも、Audiの豊富な経験の成せる技。補強材としてマグネシウムダイキャストのパーツも使われています。

ブレーキ
Audi R8には、その高いパフォーマンスにふさわしい強力なブレーキが装着されています。フロントには8ピストンのキャリパーと365mmのベンチレーテッドディスクを、リヤには4ピストンのキャリパーと356mmのベンチレーテッドディスクをそれぞれ採用しました。
また、オプションとしてセラミックブレーキ(フロント: 380mm)を設定しています。シリコンカーバイドをベースにカーボンファイバーを埋め込んだセラミックのブレーキディスクは、サーキット走行など、過酷な状況の下でも制動性能の劣化が見られないのが最大の特徴で、そのうえ、標準タイプに比べて20kg近い軽量化が図られるためハンドリングや乗り心地の面でも大きなアドバンテージがあります。
※ブレーキの温度が低いときに、通常のブレーキに比べて制動距離が伸びる場合があります。また、ブレーキが暖まるまでは、制動時に異音が発生する場合があります。新車時には、ブレーキディスクの表面に小さなひび割れのようなものが確認されることがありますが、いずれもセラミックブレーキの特性であり、異常や不具合ではありません。

ドライサンプ
Audi R8には、量産車としては稀である一方、レーシングカーでは常識のドライサンプ方式のエンジン潤滑を採用しています。通常のエンジンが、クランクシャフト下の大きなオイルサンプ(オイルパン)にエンジンオイルを集めるのに対して、ドライサンプ方式では、エンジンとは別にオイルタンクを設置、そこからオイルを供給します。オイルパンがないぶんエンジンの搭載位置が低くなり、重心を下げることができます。また、強烈なGを受けた状態でもオイルを安定して供給できるので、サーキット走行のような過酷な状況でも、エンジンが音を上げることはありません。

アウディ マグネティックライド
Audi R8の革新的なアウディ マグネティックライドが、ダイナミックな走りと快適な乗り心地を両立します。通常、ダンパーのシリンダーにはオイルが満たされていますが、このオイルの代わりに磁性流体フルード、すなわち磁気に反応する微小粒子を含むオイルを封入。ダンパー内のコイルに電圧をかけると、発生する磁力に応じて減衰力が変化。これによりサスペンション特性を制御します。バルブを開閉して減衰力を変化させる従来の方式に比べて、反応速度が飛躍的に高まるのが大きなアドバンテージ。実際、アウディマグネティックライドは1000分の1秒単位で減衰力特性を変化させることが可能です。
減衰力は路面状況や車両の走行状況に合わせて、コントロールユニットが常に最適な特性を指示するため、ボディの不快な揺れは抑えられ、優れたロードホールディング性能と理想的なハンドリングが手に入ります。さらに、ドライバーは好みにより、“ノーマル” “スポーツ”のふたつのモードを使い分けることが可能です。
※オプション

ミッドシップコンセプト
1000分の1秒を削り取るためのテクノロジーで成り立つレーシングカーの大多数に採用されるのが、ミッドシップコンセプトです。エンジンをフロントシートとリヤアクスルの間に配置するこの方法は、マシンの運動性能を高めるためには欠くことができません。できるだけ車の重心近くにエンジンを配置することにより、旋回性能を高め、俊敏なハンドリングを実現。Audi R8の前後アクスルの重量配分は、リヤ重視の44:56を実現。後輪により多くのトルクを配分するquattro®とあいまって、最大の駆動力を発揮します。

SDナビゲーションシステム
Audi R8には多機能の最新SDナビゲーションシステムを標準装着しました。ディスプレイには7インチワイドWVGA方式の高精細タッチパネルを採用。高速CPUを備え、美しい3Dマップの表示や、正確かつ高速のルート案内が可能です。エンターテインメントとしてはCD、DVD、ビットレート320kbpsまでのMP3 / WMAフォーマットに対応。地上デジタル放送(12セグ/ワンセグ自動切替)やBluetoothによる携帯電話のハンズフリー通話にも対応いたします。

quattro®
悪路を走破するための4WDを、スポーツドライビングの手段に確立したのはAudiです。quattro®が優れているのは、エンジンの駆動力を4輪に分配することから、2輪駆動に比べて1輪あたりの負担が減り、タイヤのグリップに余裕が生まれるため。これにより圧倒的なパワーを余すところなく路面に伝えることができます。同時に、グリップの余裕を「曲がる」ことに使えるので、ダイナミックなコーナリングや,反対に高速走行時の優れた直進性が実現できるというわけです。

エアロダイナミクス
スポーツカーにとって、ダウンフォースを生み出すエアロダイナミクスは重要。そこでAudiは、ムービングベルトを備えた風洞を用い、レーシングカー開発と同じ手法でAudi R8のエアロダイナミクスを磨き上げました。レーシングカート同様、アンダーボディのフラット化を行う一方、大型のリヤスポイラーに代えて、走行速度が100km/hを超えると自動的に立ち上がるリトラクタブルリヤスポイラーを採用し、実用的でエレガントなデザインに仕上げています。

トランスミッション
Rトロニックは、6速マニュアルトランスミッションをベースに、クラッチ操作を完全に自動化したシステムです。足元にはアクセルとブレーキのペダルがあるだけ。ドライバーはシフトパドル、または、シーケンシャルシフトレバーによって、自在にギアを選ぶことができます(マニュアルモード)。Audi R8のRトロニックは、R8レーシングカーのパドルシフトをさらにインテリジェントに進化させたものです。パドルを操るだけでシフトアップ / ダウンが可能になったドライバーは、シフト操作の際にもステアリングから手を離さずにすむため、例えば、強烈なGのもとでも正確なドライビングが可能となりました。
さらにRトロニックではオートマチックモードを選ぶことで、システムが最適なギヤを自動的に選択。またローンチコントロール機能を搭載し、ミスのないレーシングスタートが可能です。
なお、Audi R8 4.2 FSI quattroでは、6速マニュアルトランスミッションを選ぶことも可能です。